つい先週のことだったと思います。いつものながら見(聞き)の耳に羽鳥モーニングショーの声が聞こえてきました。
画面には、北海道の美味しそうなイクラどんぶりが。たっぷりと、下のご飯が見えないくらいイクラをかけたどんぶり。おいしそう!
次に聞こえてきたのは、ちょっと深刻な報告。
ここ何年かで、イクラの粒が一回り小さくなっているのだそうです。世の中にはいろいろなことを研究している方がいらっしゃるものです。鮭のお腹を裂いて、卵巣を取り出し、イクラにする工程で、卵の直径・重さなどのデーターをとって統計している方があるのですね。
その研究の結果、一回り・・・詳しい数字は書きとれませんでした。・・・確かに小さくなっているのだそうです。
なぜ?
まだはっきり原因を突き止めたのではないけれど、一つの推測としては、卵を人工的に取り出して、適した環境で人工的に育てて、何の外敵に襲われることもなく鮭の幼魚にまで育つ、そして海に離される、これが原因なのではないかということでした。
要するに、過保護鮭なのです。生きる力不足の小さな卵でも、十分子孫を残せる環境が続くと、小さくても子孫は残せる。数を多くすれば効率的、という、環境に適合したものになるのではないだろうかというのです。
はあ?人間が、勝手にやっていることが・・・!
これは重大なことと私の頭は考えました。子供を大事に思うがゆえに、いい環境を、危険はなくして、豊かに、幸せに、苦労なく、子どもの歩む前を整えて、わが子には苦労はさせないと、「そこにに愛はあるんだよ」とばかり、親はわが身を犠牲にしても、良かれと育てると。
ああ、いい結果にならないことも。難しいですね。
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