ゆっくりのんびりお裁縫をしています。
先日、巡り合わせで、念願の鉄万をゲットし(詳しくはこちら)、早く使ってみたくてウズウズしています。
で、訳もなく、購入したばかりの鉄万を眺めたり、触ったりしていました。何が楽しいんだか分からないのですが、何となく離れ難かったのです。
すると、段々と、アイロン台カバーの不具合が気になってきました。不良品とかそういうことでなく、私が気にしてしまう性分だからだと思います。
何が気になったかと申しますと、
- トップの形が鉄万のそれから大きくズレている
- アイロン台カバーの馴染みが悪く、ちょっと触っただけで大きく動いてしまう
- 先端部分に布の重なりがあるため、ここを使ってアイロン掛けをした時、当たりが出てしまうかもしれない
鉄万の大きい部分の布の重なり箇所の画像がなかったので、小さい部分のものでお示しします。布の重なりというのは、こんな感じです。
バイアステープなど、ぐるっと一周させる時にはおなじみの手法ですよね。オカシイ訳ではないのです。ただ、鉄万の大きい方の面のキュッと曲がる部分にそれがあるのが嫌なのです。
一度気になると、どんどん気になってきます。このままでは気持ち良く使えません。
仕方ない! お直しするわ!
初めは、一番気になるところだけ解いたのですが、見れば見るほど、全部縫い直さないといけないことが分かってきました。ここまで来たら、やります!
ということで、縫い直しています。
もう、縫い代を揃えることは出来ないので、それぞれにソーラインを描き、重ねました。
縫いました。
見えるところでなし、もう、平和チャコ様に助けて頂きました。この後、叩いて、それなりに落としております。
オリジナルの縫製は、手触りからして恐らく2コードの90番の糸だと思いました。折角縫い直すならと、3コードの60番、つまり過程でよく使うミシンスパン糸で縫いました。
鉄万に着せてみました。
今回は側面の合わさる部分を、細い方の丸み(画面右)から太い方の丸み(画面左)に持ってきました。
申し訳ありません! ピンボケしました
側面の布は重ねずに、突き合わせにしました。このままでは心許ないので、縫い閉じました。
で、側面の布を鉄万のボディに馴染ませるために、細いリボンが付いていたのですが、これもあまりに弱そうな感じなので、平綾テープに替えました。
ここまでやったら、徹底的にします。カバーの糊を取りたいので、洗濯しました。糊が付いていると、直ぐ焦げるんですよね〜
洗い縮みが怖かったですが(それならそうと、少しゆったり目に作ったのに!)、着せてみたら、こんな感じになりました。
ピチピチな感じになりましたが、逆にその分、動かなくなって安定しました
少しだけ、鉄万本体がぐらつくので、生地を噛ませました。
格好悪いですが、安定感を優先させました。
早速使っております。
重いだけあって、プレスしたときの力をしっかり受け止めてくれている感触があり、とても使いやすいです。袖の形が必要な時は、袖万があるので、こちらで対応しようと思います。
ただ、置き場所がねぇ…