ゆっくりのんびりお裁縫をしています。
ある日、洗濯物を片付けていましたら、夫のルームウェアに穴を見つけました。
どアップで写すと分かりにくいかなと思いまして、少し離して撮影しました。そこそこのサイズですが、問題はそれではないのです。
この辺り一帯の生地がもう薄くて薄くて、大変なのです!
オット~ これ、直すの?
まだ着たいな
もう、生地が薄すぎて、お直しに堪えられないと思うよ…
大丈夫だよ!(注:オット君はお裁縫をしません)
・・・
しばらく、ルームウェアを眺めて、記憶に焼き付けました。いろんなことをしながらも、時々思い出しては、どうやって直す、どうやって直す、と、あーだこーだ考えていました。
初めは、この周り一体に裏から布を当てて、強化してからお直しすることを考えました。
しかし、そうすると状態の良い生地をそれなりのサイズで用意しないといけません。いつまで着られるか分からないものに、たとえ余り生地だろうと、そんなことに使うのは嫌です。真新しい布切れで、古い着物につぎを当てはしないってことです。
じゃあ、どうする!
じゃあ、こうするわ!
それと分かってもいいので、ニット生地の切れ端を当てました。ついでに、衿のリブのところに開いていた小さな穴も塞いでおきました。
裏です。
お分かり頂きましたでしょうか? ほぼ同じサイズの布を用意し、サンドした感じです。
実際のお直しの工程では、まず1枚だけに簡単に穴の部分を縫い付けまして、もう1枚を当て、穴の部分をサンドしてから、その近辺を満遍なく、ほぼ垂直になるように針を通しました。
後は、生地全体がルームウェアに無理なくくっ付いていられるように縫っていきました。もちろん、それなりに伸びるように気を付けました。
あまりきれいに直してしまうと、次に穴が開いたときにまた直さないといけなくなるので、目的は適った状態でありながらも、手間なく、簡単に、そんなに着心地も落ちないで、材料もそんなにかからないような方法を選択しました。
オットー、これでいいかな?
十分だよ! 次、破れるとしたらこの布ごと取れるんだね~
・・・(そ、その時は、直すつもりはないからね…)
とりあえず、ご機嫌だったので、良かったです