眠れない夜、静かな夜。

コタツで寝てしまったからか、眠れないでいる。


東京に居る彼女。
その彼女の姪が、母子共に危険な状態。
さらに彼女の姉も、内臓の手術をして入院中。完治に向け、苦しんでいる。
彼女自身、苦しんで心を傷めている。


外は、風が吹いてきたようだ。
静寂を破って、時折風の音がする。


あまりにも遠すぎて、彼女の力になれない自分。


まだまだ眠れそうも、なさそうだ。

今日も降っています。

朝から、また雪です。
シンシンと降っています。
空は、灰色で重く広がっています。
１日、雪が続きそうです。

月明かり、雪景色

障子を開けると、外が明るい。
いつもは薄いカーテンを開けて、目を凝らさないと見えないのに、薄いカーテンを通しても、外の景色が見える。
白く、静寂な空間。
満月が、光を与えて、際立たせている。
寒くなければ、ずっと見ていたいような…。
そんな気分。

ナンニモシナイヒ

朝、遅めに起きて、ダラダラと食事。
昨日帰った、お袋が作ってくれたオカズで済ませる。

突然、昨日お休みを告げられ、特に予定も無かったので、グウタラを決め込んだが…。

遠距離の彼女からも、何の連絡も無い。
ナンニモシナイヒが、終ろうとしている。

フルムーン、昇る。

ゆっくりと裏山から、一日遅れのフルムーンが昇ってきます。
真っ暗だった、畑も田んぼも、
徐々に明るくなってきて、まるで昼間のよう。
下りて、作業も出来るかな？なんて…。



東京で、リストラの嵐の中、
苦しんでいる彼女と暮らせるよう。
この景色を２人で見られるよう。
明日からまた、頑張らないと！

フルムーンに誓う。

眠れない…

外は、風が強いらしい。
時々、風の音らしきものが聞こえる。
先ほどまで、雨音が聞こえていたが、今は聞こえない。
まさか雪？
それにしては、今夜は暖かい方。

眠れない、眠れない。
久しぶりの夜更かし。
春先には、この位の時間が、彼女の仕事からの帰宅時間だった事を思い出す。


じたばたしても、眠れないのならば、もう暫く夜更かしを楽しもう。

悲しくて…

「むかしばなし」を書こうとして、途中まで何行も書いたが、消してしまった。

葬式は辛いね…。
赤の他人ではあるけど、残された人達の悲しみを想うと、とてもとても…。
悲しくて…。

いつか自分も、泣いてもらう方になる。

否…。

もうすぐ満月ですよ！

東京に居る時には、気付きもしなかった
月の輝き。
なんにも灯りが無いここに来て、
初めて知った、その明るさ。
曇りがちの空の向こうから、
この家を
畑を
そして田んぼまで、
全て、昼間のように照らしてくれる。

次の満月は１６日。
もうすぐ満月ですよ！
狸のように、ウカレテミマスカ。

まるで闇に吸い込まれてしまいそうな…。

春、カエル達の合唱にはじまり、秋の虫達の演奏まで、賑やかだった郷の夜も、今夜は何にも音がありません。
まるで全ての音が、闇に吸い込まれてしまったような、夜。
冬に向かう、一人ぼっちの夜。

秋、深まりつつ。冬、遠からじ。

ゆっくりと秋の装いが、郷にも下りてきています。
地域の人に聞くと、運動会が終わった後ぐらいから、霜も下りる日があるそうです。
秋を飛び越え、冬もすぐ傍まで、きています。