UENOUTAのお絵描きとかブログ

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ある日、超能力が目覚めた件 426P

2024-04-14 19:07:56 | 日記
『たたた大変ですーーー!!』
『なんかやばいことになってるぞご主人!!』
(どうし……ん?)
 
 なんかスマホに通知が届いてる。ピロンピロンピロンと何事と思って見てみる。いつもは野々野足軽のスマホは黙ってることがおおい。通知も特定の人だけで、フォローというかスマホに入れてるアプリの通知の方が多いくらいだ。そして実はこれもそんなアプリの通知だった。
 それだけでいつもなら再びスマホを置くだろう。けど今回はスマホを置くことを野々野足軽はしなかった。なぜなら、その通知から見える部分。二行くらいの分に興味をひかれたからだ。
 
『緊急速報・〇〇駅周辺でテロ!? それともバイオハザードか!? 人が人を襲う!?』
 
 そんなのだった。とりあえず続報的に次々に同じニュースが更新していってる。それの一つをタップしてみてみる野々野足軽。するとそれには動画がリンクしてあった。記事を読むよりもそっちが早いだろうと野々野足軽は迷わずタップして動画サイトへと飛んだ。そして生放送の映像が見えてくる。
 
 いや、違った。その映像は最初からおかしい。どうやらちゃんとしたキー局のスタッフとアナウンサーがいたらしい。いたらしいというのは、既に画面がおかしくなってるのだ。見えるのは人の足元だけだ。たくさんの人がいるのはわかる。それだけの足がみえてる。時々途切れるカメラからの映像。そして現場ではなく、スタジオの方から掛ける声が聞こえてた。
 
『大丈夫ですか? どうしたんですか?』
『スタッフ誰か!』
 
 実際大手のキー局となれば、一人二人しか現場に行ってない……なんてことはないだろう。誰かが応えるはず……そんな願望を込めた声……けど応える人はいない。コメントでも「これやばくない?」「なんかいきなりふらふらとしだしたな……」「集団催眠?」 「なんか裸の女いたぞ!!」「嘘乙」そんなコメントが流れてる。他にも誰かが面白がって配信してるんでは? とSNSとかで探して……みようと思って野々野足軽はやめた。
 
(なんでそんな普通の事をしようとしてるんだよ)
 
 そう思ったのだ。野々野足軽はてんぱってしまってたみたいだ。だって野々野足軽には誰か……を頼る必要なんて基本ない。この部屋にいたって野々野足軽はどこだって見ることが出来るんだから。自身の力……それを信じればやることは自然に見えてくる。野々野足軽は今度はさっき動画でみた場所へと視線を飛ばす。あの仮面の男のアパートからきっと悪魔は駅の方向へと向かったんだろう。
 すると……だ。なんとまあ簡単に分かった。なにせ人の波が簡単にその場所を押しえてくれたんだ。自分の家にいたから気づかなかったが、どうやら仮面の男のアパートの地域はかなりの大事になってるようだ。そういえば遠くでサイレンとか聞こえる気がする。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1065

2024-04-14 19:02:29 | 日記
「よし!」
 
 ついにこの扉の化け物を扉から引き剥がすことができた。まあ実際はなんか扉からこの化け物へとなんか伸びてる。どっちを優先するべきだ? 自分はそこでちょっと迷った。どっちというのは、このままこの化け物に追撃をするかどうかってことだ。実際、今ならちゃんと攻撃が通るかもしれない。
 けどこの扉と化け物を繋いでる光の線も気になる。なので扉を閉めた方がいいのでは? って気持ちもある。すると……
 
「今なら断ち切れるわ!」
 
 そういってボロボロの体に鞭打ってアイが動いてた。どうやらアイは扉を閉める気のようだ。なら……自分の行動も決まった。片側だけ一つずつ閉めるよりは二人で一気に扉を閉じたほうがいい。それに……だ。
 
(今、一瞬鬼と目があったような……)
 
 そんな気がした。鬼は背負投げの要領で化け物を投げ飛ばして一緒に地上へと降りてる。そんな鬼がこっちを観てたような気がした。合わさった視線で「行け」と言われたような……本当にあの鬼はネナンちゃんの……とりあえず今はやるべきことをやることにした。
 アイが張り付いた扉の反対側に張り付いて、肩を使って観音開きしてる扉を押した。ズズズズズ……そんな風に少しずつ動き出す。自身よりもかなり大きな扉だ。それはそうだろう、なにせ手を伸ばせば地上に届くような化け物をだしたのだ。……いや、流石にあれが出てくるなんて物理的にはおかしいサイズ感の違いはある。
 
 本当ならあいつの頭だって出るわけ無い。いくらこの扉が大きいからといっても、流石にあの化け物は更にサイズ感が違う。けどきっと自分たちの常識なんてのは捨てたほうがいいんだろう。
 なにせ自分の中にある常識はまだあの頃……勇者として世界を救ってたあの年月で培われたあの世界の常識だ。けど一度世界を飛び出してしまえば、その世界の常識なんてのは意味をなさない。それこそ世界の外側ならなおさらだとしった。
 
 今までなら……世界の内にいただけなら、知り得なかった外側の世界。そこには想像の埒外の存在が沢山跋扈してるんだ。それこそ鬼もそうだ。そしてこの化け物もそう。
 色々と理解の外にいる存在だ。だから今は深く考えたところで……だ。とりあえず今はこの扉を閉める。それに力を注ぐ。
 
 何やら大きな音が聞こえた。それこそ世界が振動するような……そして自分たちへと迫る腕。けどそれは届くことはなかった。鬼だ。鬼が化け物の体を掴んで止めてる。そしてもう一体が顔面を豪快に殴り飛ばした。
 
(守ってくれてるのか!)
 
 そう思った。