origenesの日記

読書感想文を淡々と書いていきます。

最近見た映画5

2008-10-11 21:50:44 | Weblog
一言づつの感想で。
『ツォツィ』
南アフリカ・ヨハネスブルクを舞台とした映画。不良少年の情愛という割合とよくあるテーマを用いている。まあまあかな。ちょっと過大評価されている気もする。

『エコール』
無垢な少女たちの園を描いたフランス映画。全編、性的な解釈を導き出すような要素に満ちているが、もしかするとこの映画は性的解釈を求めようとする批評家を皮肉っているのかもしれないとも思った。

『宇宙戦争』
スピルバーグ監督のSF映画。わかりきった古典を、現代風に料理してしまうスピルバーグの才能は流石の一言に過ぎる。オチがちょっと弱かったが、楽しく見ることができた。ただ、トム・クルーズはいまいち好きになれないな。

『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』
チェロ奏者デュ・プレの私生活を描いたイギリスの映画。芸術家デュ・プレではなく、孤独にさいなまれた一人の女性としてデュ・プレを描く。露悪的なところは否定できないが、全体的には面白かった。バレンボイム役の人は実物と結構似ている。

『カストラート』
実在のカストラートであるファリネッリを主人公とした映画。当時の大作曲家ヘンデルが出てくる。