Organic Life Circle

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まりこ流 おいしい堆肥の作り方

2006年03月03日 | 農 業


もちろん堆肥そのものを食べるわけではありませんが、放っておいてもミミズがうじゃうじゃ集まってくるから、うちの堆肥はおいしいのかも。

入れるものは、刈った芝生、野菜屑、果物の皮、茶葉、コーヒー殻、卵の殻、米ぬか、おから、酸っぱくなった豆腐、庭の枯れた花、収穫後の野菜の葉茎、ご近所の樹木の枯れ葉、海岸で遊んだ時に集めた貝殻くずや海藻、キャンプに行った時に燃やした薪の灰など。

入れないものは、雑草、病気にかかった植物、宿根草の根、カボチャやメロンの種、ジャガイモの芽の部分、硬い枝、カニやエビの殻、肉や魚を食べたあとの骨、皮、動物性食品、ペットの糞、煙草など。

容器は、バンクーバー市が市価の半額(税込み$25)で販売しているコンポスターを使っています。黒い硬質質プラスチック製で、下に広がった円筒形。一番下の直径は85cmで、高さも85cm。かなり大きなものですが、これくらい容量がないと、雑菌の繁殖を抑える温度まで上がりません。バンクーバーの南部にあるゴミの集積場 Vancouver South Transfer Station(377 West Kent Ave., Vancouver)で販売されています。購入の際には、免許証などバンクーバー在住であることを証明できるものが必要です。

キッチンに置いた小さな蓋付きバケツに生ゴミをためておいて、一杯になったらコンポスターへ。その度にシャベルで中をかき回します。ちょっと甘いような枯れ草のにおいがして、手を入れて熱いくらいなら順調に発酵している証拠。水分が多すぎるとべっちゃり腐って扱いにくくなるので、乾かし気味にします。1年後にできた土は、春の植え付けの1ヵ月前に畑に深く埋めます。

(石川まりこ)


オーガニック・ライフ・サークル会報
2004年6・7・8月号(No.58)掲載

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