Organic Life Circle

      食・農・暮らし・環境をテーマに、カナダのバンクーバーから情報発信中♪

「うま味」と「だし」

2007年11月17日 | 食 品
日本では、かなり昔から鰹節と昆布を煮出したすまし汁(出し)を、料理の基本の味としてきました。北海道でとれる昆布は、江戸時代より前に、既に船で沖縄まで運ばれていました。日本海を通じた北と南の交易は、現在想像する以上に盛んでした。 <グルタミン酸> 1902年、池田菊苗博士は、昆布を塩酸で溶かしたものを苛性ソーダで中和して、汁を煮詰め、結晶状の物質を分離しました。これが昆布の「うま味」グル . . . 本文を読む

インドでのボランティアを終えて

2007年11月17日 | 随 想
20年前に、マザーテレサの映画を観て以来、ずっと「いつかは、カルカッタに行ってマザーテレサのお手伝いをしたい」と思い続けてきました。その願いがかなって2004年11月4日、いざカルカッタへ!  持ち前の気楽さで、ホテルも予約せずに出発したのですが、ちょうど同じ飛行機で、やはりマザーのところでボランティアをするというカナダ人に会い、とても素敵な(といってもスラム街の中にあるので、高級なという意 . . . 本文を読む

Organic なんでも質問箱 「牛乳」

2007年11月17日 | Q&A
<Q> 2歳児と4歳児がいます。よく牛乳を飲ませていますが、乳牛はホルモン剤を注射されているのでミルクは身体に良くないと聞きました。牛乳は小さい子には良くないのでしょうか? 飲ませないと成長が遅れるかもしれないと不安です。 <A> 現在の酪農はほとんどの場合、放牧ではなく大規模な酪農工場で行われています。身動きできないような狭い囲いに一頭ずつ入れられた牛がずらりと並び、搾乳機につながれ、人工授 . . . 本文を読む

だいこん料理

2007年11月17日 | 料 理・ごはん
おいしいんですよ、これが。ビクトリアの海波農場から届く大根。農場を経営する菅波さんと海野さんが、朝、まだ明けきらぬ息も凍るような時分に、手で一本一本丁寧に抜き取り、手が切れるほど冷たい流水でこれまた一本一本丁寧に洗い上げてくださったもの。自然な甘みと大根特有の香りが豊かでみずみずしく、季節の料理には欠かせません。千切りにして大根サラダにしたり、おでんにしたり、ブリや豚肉、鶏肉と一緒にことこと煮て . . . 本文を読む

オーガニックだからできる! ミカンの皮の利用法

2007年11月17日 | 料 理・おやつ
ミカンの中身を食べ終わったら、皮を千切って天板に並べ、1日1~2回、毎回30分ほど保温(65℃/150F)にしてオーブン乾燥する。オーブンの扉に菜箸などをはさんで半開きにし、湿気を逃がす。 食べるたびに皮をオーブンに投げ込めば、数日たつとかなりの量になる。カラカラに乾いたらフードプロセッサーで小さく砕く。 佃煮、漬物、吸い物、みそ汁、鍋物、お団子やお菓子に混ぜると風味がいい。布袋に入れて . . . 本文を読む

人にも地球にもやさしいウェットクリーニング

2007年11月17日 | 環 境
いつもはコットン100%の衣類ばかり選んで着るので、うちでじゃかじゃか洗っているが、シルクのシャツやカシミヤのセーター、冬物のオーバージャケットなどを洗いたいときには、やっぱりドライクリーニングに頼ることになる。でも、私はあのドライクリーナーの臭いが嫌い。店に入ると刺激臭で目が痛くなり長居できない。仕上がってきた服にも臭いは付いてくるから、かならず2~3日風通しのいいところに吊してから洋服タンス . . . 本文を読む

風邪かな?と思ったら…くすりを使わない風邪のなおし方

2007年11月17日 | 健 康
外は、冷たいみぞれ混じりの雨。凍てつくような風が吹きすさび、すっかり葉の落ちた木々を激しく揺さぶる。こんな日は家にいて、あったかいお茶でも飲みながら、本でも読んで過ごしたい……と思いつつ、子供のサッカーゲームに付き添って、びしょ濡れになりながら、早く試合が終わることだけを祈り続けるのが私の現実。試合が終わったら、子供と一緒にガチガチ震えながら大急ぎで家に走って、お風呂場に直行です。 <ひきか . . . 本文を読む

ストレスとビタミンC

2007年11月17日 | 科 学
外傷、毒物、寒冷、熱、病気、恐怖、不安、絶望、興奮などのストレスを感じると、脳下垂体が副腎に指令を送り、副腎皮質ホルモンや副腎髄質ホルモン(アドレナリン)が生成され、同時にビタミンCが使われます。副腎皮質ホルモンやアドレナリンが分泌されると、ストレスに対抗して積極的な防衛反応が起きます。ただし、副腎皮質ホルモンがあまりに多量に分泌されると、心臓、血管系、腎臓、関節などに異常が現れ、体温・血圧が低 . . . 本文を読む

オーガニックはホントに高い?

2007年11月17日 | 農 業
有機野菜を初めて食べた人は、まず味が濃く甘みが強いことに驚きます。昔の野菜の味がするという人もいます。農薬や化学肥料が登場する以前の、ほんの70年ほど前の野菜は、すべてオーガニックでした。有機野菜のうまみや味が特別なのではなく、それが本来の野菜の味なのです。 近年、野菜の栄養価が下がってきています。化学肥料でいくら大きく育てても、野菜の細胞の数自体は変わらないので、水ぶくれ状態になるからです。 . . . 本文を読む