きょろきょろ宮古島

宮古島のバイク・スイム・ラン・トライアスロンをK20D写真でお知らせします!

K20DからHDRIへ(3)

2008-05-18 | Camera
ちょびっとマニアックな写真の話です。High-Dynamic Range Image (HDRI、高ダイナミックレンジ画法)の話です。K20DからHDRIへ(2)から続く。前回は、ダイナミックレンジのお話しをしました。デジカメで表現できるダイナミックレンジには限界があり、このダイナミックレンジを広く見せる手法がHDRIです。前回の、ブタとシーサーの写真は、動きませんので何枚か露出を変えて複数枚撮影しました。しかし、今回のうちの庭の写真のように風が吹いて葉っぱが揺れているようなときHDRIを作るとき困ることがあります。というのは、HDRIは、ダイナミックレンジの範囲が異なる複数の写真をソフトである意味合成し、広いダイナミックレンジを表現するので、動いている複数の画像では困ることになるのです。よって今回は、1枚撮りです。しかし、一般のデジカメのように.jpgファイルではなく、RAW画像です。簡単に言うとカメラの中で現像する前のナマの画像です。目では見えないほどの情報が含まれる一方、まだ色づけされていない画像です。フイルムカメラでいうと、撮影はしたがまだ現像してないフイルムの状態です。

このRAW画像を、普通に現像したモノが、上の写真です。背景(空)が明るいので、全体が暗い画像になってしまいました。さらに、露出を変えて、以下のように複数枚現像します(拡大画像省略)。

今回は、一枚のRAW画像から7枚の.jpg画像を露出を変えてソフトで現像しました。このソフトは、カメラを買ったときに付属しているソフト。K20DはペンタックスなのでPENTAX PHOTO Laboratoryというソフト。各社一眼デジカメに付属しているソフトで現像できます。それ以外に、SILKYPIX(市川ソフトラボラトリー)、Adobe Photoshop(アドビシステムズ)、iPhoto(アップル)等でも現像できます。これら7枚の露出の異なる.jpg画像をHDRIに変換するには、Adobe Photoshop(アドビシステムズ)でできますが、このソフト10万円以上もします。でも、Photomatix Proのトライアル版は無料で使用できます。このソフトは英語版で、やや敷居が高いのですが、日本語で詳細に説明してくれているサイトがあります。HDRiな生活(この作者の作品も素晴らしいです!)と、Memories Photograph ~未来の君へ~です。

K20D+DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5 ED, HDRI/one shot
そして、できたのが上記のHDRIです。前出の7枚のどの写真よりも空、葉っぱの裏側まで詳細に表現されていると思います。ある意味、何十枚写真を撮っても、今回のようなHDRIを表現する写真は撮れにくいと思います。つまり、これがHDRIのヒットしている理由だと思います。こんな感じで、宮古島の風景、自然、トライアスロン、バイクをHigh-Dynamic Range Image (HDRI、高ダイナミックレンジ画法)で表現し、極めてゆきたいと思います。さらに、K20DとCubic VRへの道(1)で連載している、上下前後左右360°全方向パノラマ写真(Cubic VR)と連携させてゆきたいと思います!!

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2008-09-07 20:33:06
複数枚現像した後何をしているのかよくわからんなぁ……
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Unknown (orbeaorva)
2008-09-07 21:28:54
Photomatix ProというソフトでHDRIを作ります。
本文中のHDRiな生活等のリンク先でご確認ください。
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