きょろきょろ宮古島

宮古島のバイク・スイム・ラン・トライアスロンをK20D写真でお知らせします!

2009石垣島トライアスロン大会リレー

2009-04-26 | Triathlon
職場とその関係者から4チーム、12名の
大所帯でリレーに出場しました。
自分は、最後のランです。
宮古島大会後風邪ひき、右足の痛みもまだ残っていますが、
チームプレーのリレーなので頑張るしかないです。
トライアスロンのリレーって初めてなので興味もありました。

前日は、石垣牛食べ放題でしたが、
風邪ひいて味が全くわからず、クッパが一番美味しかったです。
大会前日の肉は良くないですね。
みんな腹が重いと言ってました。



さて2009年4月26日、
なんと気温が19℃しかなく、暗く寒さが身にしみます。
スイムは、4人中2人が初の大会なので心配です。
石垣島大会は延々とウエーブスタートがあり、
泳力高くない人も結構いるので、大混戦となりやすいのです。

でも、なんとか全員スイム1500mクリア。
なかなか一人帰ってこないので、心配で心配で。
また今年からは、スイムアップ後、
バイクトランジットまで300mも走らないといけなくなりました。
フラフラ、ウエットで走ってくる姿が見えたときは、
ホッとして涙がでそうでした。

やはり、平泳ぎの人だらけで、追い抜くにも追い抜けず、
またコース幅が狭いので、宮古島大会の方が楽とみんな言ってました。

さてバイク40km。強い風が気になります。
次々とみな1時間台で帰ってくるのに、
自分のチームは帰ってきません。
2時間たっても帰ってきません。
転倒事故数件あって救急車出動の知らせもあり心配です。
また、トライウエアでまだかまだかと待っているのが寒いこと・・・
もうランで待っている人は数えるほどしかいなくなります。
違うチームのバイクが帰ってくるのを見て、
いーなーっと言うと、
みんなお先に行きますっ!っと走り出します。
遅いチーム同士の連帯感ができました。

もう時間切れかっっと思っていたとき、
き、きた。
フラフラ走ってくる。
ゾンビみたいだ・・・
足が攣っちゃって・・と情けなく言う。
よ、よく、帰ってきた!

黄色のタスキをしっかり受け取り
胸にタスキ掛けし、
足くびにバンドを巻き走り出します。
最後尾に近いスタートです。
右足痛いしゆっくり走るはずが、
心拍数160まで上げて走ります。

10km先のゴールまで右足は持つだろうか・・
自分の仕事は、ゴールまで、限界まで、
黄色のタスキを抜いて抜いて抜いて抜きまくるのみっ!
視力2.0を利用し黄色のタスキを目視したら、
右足引きずりながらも追いつき、
抜いて抜いて抜いて抜きまくるのです。

げっつ、黄色いタスキにぬ、抜かれた。
今までの自分なら追いかけません。
しかし、今日は違います。
さらにスピードアップし、追撃。
抜き返すことに成功。

もう宮古島大会のような狭いストライドではありません。
下肢の長さを利用した(ウソ)大きなストライドで
強風を切り裂くように走ります。
心拍数もドキドキではなくドドキドドキと鳴っています。

沿道からは延々と声援が続きます。
イーぞ、イーぞ、いい走りダゾっ!
追いつけ追いつけ!
さらに、スピードを上げます。
エイドは完全無視です。

20数年前大学駅伝でタスキを受け、
特別な意識と使命で走ったことを遠く思い出します。
そう今日は大学生に戻っている・・

1週間前、宮古島大会で走れなかった悔しさがよみがえってきます。
右足、膝が痛くて、ぶかっこな走り方ですが、
怒濤のような走りをし続けることができています。
子供達にも今日は自信たっぷりにハイタッチできます。

ゴール直前の300mでも3人の黄色のタスキを抜き、
これほど自分は走れるのかと思う速度で
ぐわーーーっつという叫びとともに
ゴールテープを思いっきり切りました。
(あまりにイッチャッていたのでみんなビックリ仰天していたようです)

急に止まったので、ゲロ吐きそうになりました。
終わった・・・
今シーズンの自分のトライアスロンが終わりました。
スクールも卒業・・・
うまくいかなかったことばかりだけど、終わったっと思いました。

抜いた黄色のタスキ。
28本。
職場で4チーム中最下位。
順位は悪いと思うけど、
一人にも抜かれず、思いっきり走り切れたことに満足です。

興奮冷めやらぬままみんなでホテルに帰りました。
そしたら、みんながこっちを指さして大笑いしています。
な、なに?なに?なに?

自分の胸に、
しっかり黄色いタスキがタスキ掛けになったままでした・・
まだ、走れと言うのかい?



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