既にサークルの域は出た。活動内容もそうだが、集う人間の危険度が、だ。ヤバイ奴らが巻き起こす熱血青春ドタバタ劇。理系男子って皆こんなに危ないの?
成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」。彼らの巻き起こす、およそ人間の所行とは思えない数々の事件から、周りからは畏怖と慄きをもって、キケン=危険、と呼び恐れられていた。これは、その伝説的黄金時代を描いた物語である。
やっぱり有川作品・・・好きだわぁ
内容自体は理系とはほとんど関係なく(^_^; 思い出話を進めていく夫婦がチョイ甘な感じが。。。むふふ
ボン二人が理系でもあるので主人公達のちょっとした変わったところに「あるある!」とうなづいたりして。
まさにどたばたしているんだけど、あぁぁ、男子っていいなぁ~楽しいなぁ~としみじみ感じさせてくれた一冊!
最終頁あたりの雰囲気が大好きこれでこそ有川作品だわとちょっと胸が熱くなるあとがきも必見です
実は1か月程前に読み終わっているので読後すぐに感じた面白さが伝えられない 残念だ
『龍馬伝』『東方神起』にばかりに夢中になってて
本もだらだら読みが続いておりました^^;
言えたはずの言葉が胸の中に積もっている。聞けたはずの言葉をいつも虚空に探している。30万人の心に沁みた『MOMENT』から7年。ほんとうに大切なものは、いつも側にあると気づいた。
ベストセラー『MOMENT』の待望の姉妹編。『MOMENT』の主人公・神田の幼馴染の女性、葬儀屋・森野の視点で描かれる本作は、前作のラストから7年後の物語。18歳のときに両親を事故で亡くし、家業の葬儀屋を継いだ森野。29歳になった現在も、古株の竹井と新人の桑田、2人の従業員とともに、寂れた商店街の片隅で店を経営する。アメリカに住む幼馴染の神田とは、時折電話で話をする。かつて甘美な関係を築いた彼との今後については、彼女自身が結論を先送りにしたままだ。日々淡々と、社長としての務めを果たす森野のもとに、仕事で関わった「死者」を媒介にした、数々の不思議な話が持ち込まれてくる――。森野葬儀店に依頼された、高校の同級生・杏奈の父親の葬儀。その直後に安奈のもとに届いた“死者からのメッセージ”。一度家族のもとで執り行われた老人の葬儀を「自分を喪主にしてやり直して欲しい」と要求する女。十数年前に森野の両親が葬儀を行った男性の妻の元に通いつめる“夫の生まれ変わり”の少年――「死者」たちが語ろうとするものは何なのか? それぞれに潜む「真実」を、森野は探っていく…。
あえて予約はせず待ちに待った『moment』の続編、久しぶりに本で泣いた
大泣きするんではなく…じわ~と胸に沁みて最後にほろほろっときてしまった
短編が一つの話を繋いでいくストーリーの進み方で…momentの時の彼がいい男になってて主人公の森野に対する想いに胸が熱くなり、登場人物全てが押しつけがましくない優しさがあって…それが結局最終頁に涙を流す結果となる
現実的なんだけどおとぎ話のような雰囲気もあり…最後の最後の一文が心にずっと残ることとなる。私にはいい作品でした
説明しがたい感情を体験できるのは本が一番だと改めて思った作品であった