人生をひらく東洋思想からの伝言

東洋思想の言葉やその精神を通じて、ともに学びながら人生や経営をひらいていけたら嬉しいです。

第130回『五十にして天命を知る』(論語)

2024年03月18日 | 日記

【人生をひらく東洋思想からの伝言】

第130回

『五十にして天命を知る』(論語)


有名な言葉なので、どこかでお聞きになったことがあるかもしれません。

全文は、このような文になっています。

「吾、十五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして迷わず。

五十にして天命を知る。六十にして耳順(したが)う。

七十にして
心の欲する所に従いて矩(のり)をこえず。」


十五歳のとき学問で身を立てようと決心し、三十歳でその基礎ができ、

四十歳で自分の方向に確信が持てるようになった。

さらに、五十歳で天命を自覚し、
六十歳のときには素直に耳を傾けられるようになり、

七十歳になると、欲望のままに
ふるまっても人間の規範を逸脱しないような

自在の境地に達することができた、



というような意味合いの言葉になります。孔子自らの生涯を要約した言葉と
言われますが、

なかなか我々一般人はこのように思うようにはいきませんよね・・・


天命とは何か?

「自分の生まれながらの天性、天分を生かして、

天から与えられた使命を果たすことが
天命だ」

と、東洋思想研究家の田口佳史先生も仰っています。


私もこのブログを書き始めた 2021年9月の頃は

こんな自分が何もわかっていないのに
東洋思想の事を語っていいのかと、

恐る恐るやり始めた感じも正直ありましたが、

今は
自分なりに確信をもって天命だと思い、毎週書き続けています。

もちろん、学べば学ぶほど自分の無知や知らない事ばかりの連続で

謙虚にならざるを得ない
のが 東洋思想の魅力ですが、楽しく学びを深めています。


参考資料
『論語の一言』 田口佳史著 光文社 

 

 


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