昨日言ってた本がこれです。
最初から最後まで全部パッションに
ついて書かれています。
(当たり前ですけど)
この本は本当に貴重です。
確かに今までにもパッションについて
書かれていた本はありましたが、
こんな感じでいつも他の果樹と一緒。
当然ページ数も限られるのでどの本を
読んでも内容は似たりよったり。
しかし上の本は専門書だけあって内容の
濃さが違います。
パッションフルーツの魅力から始まって
原産地や栽培の歴史、それぞれの系統の
特性、苗木の準備から植え付け、そして
収獲までの栽培管理など。
私は沖縄に来てこれを初めて食べたので
てっきり沖縄だけで細々と作っていると
思っていましたが、生産量は500tを超え
熱帯果樹ではパイン、マンゴーに次ぐ
そうです(ちょっと意外)。
ちなみに県別では鹿児島が約6割を生産、
沖縄、東京、千葉と続きます。
紹介したい内容は山ほどありますが、
事細かに詳しく書くと怒られそうなので、
(興味のある方は是非買ってください)
一番衝撃度の強かった物を。
北海道の温室で100リットル鉢を使い
栽培した時のことが書いてありましたが、
主枝を40m伸ばし1200果実を収獲した
そうです。
主枝が40mも伸びて1200個収獲？
いくら温室とは言え凄過ぎる。
更にその後鹿児島のハウス栽培で地植え
にしたら2400個収獲出来たそうです。
一つの苗で63個収穫して喜んでいたのが
バカみたい。でも逆に考えるとちゃんと
仕立てたら2000個以上採れるってこと。
これは夢が広がる♪
苗5つで10,000個。それを1個50円で
売ったら50万円。そうなりゃ自給的農家
も晴れて卒業(だからって何か良いことが
あるわけでもありません)。
とりあえず来年の目標は定まったので、
それに向けて準備を始めます。
