大和証券が農産物の大規模栽培に乗り出している」そうです。「最新鋭の技術を使ってトマトやパプリカをつくり、全国に届けている」とのことです。「本業とは一見畑違いの農業に注力するのは」なぜでしょう?
「静岡県磐田市にある面積3ヘクタールのパプリカ畑」の例が紹介されています。「農業を運営するのは、農業法人スマートアグリカルチャー磐田(SAC磐田)と、同社に2021年に出資した大和証券グループ傘下の投資会社〈大和フード&アグリ〉(DFA)。最先端技術を使って収穫量やコスト、労働状況を徹底して管理している」そうです。「ハウスのマネジャーを務めるSAC磐田の青木早智子さんは『理想の環境を作って収穫量を増やすため、すべてを見える化して改善を続けている』と話されています。
「大和の狙いは収益の多角化だ。証券会社の業績は相場に左右されやすい。農業は、金融市場が大きく変動している時でも、関係なく収入を見込める。リスクを分散させる投資対象として農業が注目されている」とのことです。さらに、大和証券は「農業を証券化し、投資家に売るビジネスも」考えてるとのことです。
「野菜を付加価値をつけてブランド力を高めたり、ピクルスなど加工品を売ったりして収益を上げ、25年の証券化を目指す。SAC磐田のノウハウを外部に提供し、証券化を目指す農業を増やす」事などが挙げられています。〜農業を証券化するというのがポイントでしょう。天候に左右されない、完全管理農業のイメージですが、最近の大雨水害、台風、地震など大災害は想定外が多すぎますが、大丈夫でしょうか?また昨今の円安、ガソリン代値上げなど、国際関係の影響も受けるやも知れません。
(下:2023年8月25日 朝日新聞−山本恭介「農産物栽培 大和証券が本腰 激動する金融市場 投資リスクの分散狙う 最新技術でパプリカ 収益上げ証券化目指す」より)
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