大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

内田麟太郎さんの「おやじのせなか」

2016年11月30日 06時41分11秒 | 日記
「笑うだいじゃやま」の絵本でおなじみの内田麟太郎さんが朝日新聞の「おやじのせなか」欄に登場、お父さんの内田博について熱く語ってあります。
内田博さんはプロレタリア詩人。「福岡県大牟田市で看板描きをしながら詩を書いていた。戦前は特高警察に追われて、つらい思いをしていたけれど、戦争に協力する詩はついに書かなかった。」
「『お前はおれの子だから天才じゃないぞ』」といったおやじの言葉について、「スランプに陥ったとき、自分を天才だと思っている人はやめてしまう。下手でも好きなことをやりたいと思っている人は、粘って、やり続けることで壁を超えられる。そう伝えたかったんだと思う。」とかみしめられています。
「おやじは私の絵本を1冊も見てないんですよ。最初の絵本が出る3年前に亡くなったから。」「親父に見てもらいたかった。『麟太郎が賞をもらった本ですばい』って、自慢して歩いたんじゃないかと思うと、泣いちゃうね。」
写真の麟太郎さん、目が潤んでます。
(下:2016年11月25日朝日新聞<おやじのせなか>欄・聞き手・渡辺純子「私の絵本見てほしかった 内田麟太郎さん」より)

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