大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

「教え子と果樹栽培、農福連携へ汗!」

2021年03月16日 05時08分05秒 | 日記
 「特別支援学校を退職した教員OB(浅野多佳子さん・57)が、高等部を巣立った教え子らとともに、福岡県福津市の山中で果樹栽培に乗り出した」ことが取材されています。「自立訓練事業所と連携し、地元の造園業者も協力。農業体験を通し、若者たちの就労や社会参加に道筋をつけようと、汗を流している」とのことです。
 「その農園【パレットファーム】では、帽子と作業着姿の若者6人が、シャベルや充電式の耕運機を手に、土と“格闘”」されているそうです。浅野さんは「知的障害のある生徒が通う県立特別支援学校の教員を昨年3月に辞め」られたそうで、「農園は浅野さんの父が所有し、近年は手つかずとなっていた果樹園と野菜畑(計約1500平方メートル)をリニューアルしたものだ」そうです。
「同市の造園業〈宗像緑地建設〉」が「NPO法人として農園を管理し」、「福祉学校・さつき学院宗像キャンパス」の学生たちが作業をする場の一つとして週1回程度、受け入れる活動をスタート」されたとのことです。
「浅野さんが農園を始めた当初はノウハウがなく、苦労の連続だった」そうです。「サツマイモ、ミニトマト、ピーマンにナス···。植えた苗はことごとく野生のシカに食べられて全滅。慌てて周囲に金網を張り巡らせた」ことなどもあったそうです。
「ただ活動を通し、浅野さんが目を見張ったのは、枯れ木の剪定をしたり、草刈り機を動かしたり『高校では危険だからと触らせる機会が少なかった器具を上手に扱う子も多かった』こと。『農園での体験が、例えば公園管理の仕事など、新たな就労につながるスキルを身に付ける機会になれば嬉しい』」と話されています。
 「国は近年、担い手が不足する農業と、障害者の就労や社会参加を結び付けようと《農福連携》を推進。関連する整備費などへの補助制度もあるものの『費用対効果などの要件をクリアするのは無理だった』と浅野さん」が話れています。〜《農福連携制度》のこうした点が改善されると良いですね〜。
(下:2021年3月4日 西日本新聞-編集委員・三宅大介「教員OB、農福連携へ汗 教え子と果樹栽培『就労に道スジを』 NPOと自立訓練事業所が連携」より)

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