「福岡県宗像市の宗像大社は3月1日、同市の世界文化遺産沖ノ島から出土した国宝のガラス製品についてササン朝(226〜651)のメソポタミア(現在のイラク)伝来とする化学組織の分析結果を発表」されたそうです。「東京理科大、岡山市立オリエント美術館との共同研究」の「組織元素を調べる蛍光エックス線分析」によるものです。「沖ノ島では約8万点の出土品が国宝に指定」されていますが、今回分析されたのは「円形の突起が切り出された容器片《カットグラス碗片》と細長い形状で中心に糸を通す穴が開く《ガラス製切子玉》」の2つです。「早稲田大の田中史生教授(日本古代史)は『ユーラシアのガラス交易の始点、終点がくっきりしてきた。日本も含めたシルクロードの実態を考える上でも重要な結果だ』と評価」されています。沖ノ島から、古代シルクロードの旅人達の物語がたくさんあふれてくるようですね。
(下㊤2020年3月2日西日本新聞小川祥平「切子玉 メソポタミア伝来 沖ノ島出土の国宝組織分析 専門家『シルクロード実態解明へ重要』」 下㊦朝日新聞今井邦彦上田真仁「沖ノ島のガラス ペルシャ製と判明 7世紀以前出土片をX線分析」より)
(下㊤2020年3月2日西日本新聞小川祥平「切子玉 メソポタミア伝来 沖ノ島出土の国宝組織分析 専門家『シルクロード実態解明へ重要』」 下㊦朝日新聞今井邦彦上田真仁「沖ノ島のガラス ペルシャ製と判明 7世紀以前出土片をX線分析」より)
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