「金融機関がマネーロンダリング(資金洗浄)対策の強化を迫られる中、セブン銀行(東京)が独自に開発した不正検知ノウハウに注目が集まっている」そうです。どんなノウハウでしょうか?「金融サービスが不正な口座開設や送金に利用される兆候を察知し、犯罪被害を未然防止する」ものです。具体的には「まず、口座開設時に偽造の本人確認書類などの不正な申請を見破ることを徹底的。さらに、他人に譲渡された口座があることを念頭に、預金の流れや送金など疑わしい取引を排除する。同行のインターネットにアクセスする端末の情報から、海外からの不審な申請や取引もチェック。複数の点検項目で疑わしさを点数化し、取引制限のための指標にする」となっています。セブン銀行は「約2万5千台の現金自動預払機(ATM)とインターネットで金融サービスを提供して」いて、「行員と対面しないで済む便利さから月1万5千件のペースで新規口座が増え、3月に計200万口座を超えた」そうです。「独自に対策を構築するのが難しい中小金融機関からの注目も高く」、「約10社から対策業務を受託。今年秋にも専門会社を設け、受託業務を強化する」とのことです。同行の資金洗浄対策責任者は「金融機関の弱い部分が見つかると、その対策を講じない限りいつまでも徹底的に狙われる」、「不正の情報や有効な対策を金融機関が共有し、連携する必要がある」と話されています。~振り込め詐欺など被害の対象は、老人ばかり~騙されんようにしっかりせないかんけど、金融機関も犯罪の温床にならないようしてもらいたいです。
(下:2019年5月8日西日本新聞-中野雄策「セブン銀行の技術で連携 資金洗浄対策 地銀など急務」より)
(下:2019年5月8日西日本新聞-中野雄策「セブン銀行の技術で連携 資金洗浄対策 地銀など急務」より)
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