大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

【殿様枕症候群】にご用心!

2024年03月02日 05時24分00秒 | 日記

 「高い枕で寝ると脳卒中になりやすいーー。」〜眠りが浅かったり首が凝ったりすると、寝違えたとか枕がどうも合わないと思う人は多いと思いますが、枕の高さが脳卒中にも関係するなんて!こりゃ大変です。
 「脳卒中の原因の一つ、特発性椎骨動脈解離は、高い枕で寝る人ほど発症率が高いことが、国立循環器病研究センター(国循)の研究チームの分析で明らかになった」そうなんです。
 「研究チームは【殿様枕症候群(英語名Shougun pillow  syndrome)という新しい病気の概念を提唱、メンバーの江頭柊平(しゅうへい)医師(現・京都大)は『何げない睡眠習慣が脳卒中のリスクになり得る』と話」されています。
 「研究チームは、原因がわからない患者の中に高さ17〜19センチにもなる極端に高い枕のをつかっている人がいることに注目」。「枕の高さでみると、15センチ以上を使っていた人の9割が特発性椎骨動脈解離の患者だった」そうです。「枕が高いと首の屈曲(あごが胸につく方向に曲がっている度合い)が大きくなるほか、寝返りなどで首が回るときに血管が傷つくことが考えられ」とのことです。「枕の硬さや柔らかさ」ではどうか?「そばがら枕に低反発枕やタオルなどを重ねて使う」場合は?いろいろ研究されています。

 どちらにしろ「国循の田中智貴医長(脳神経内科)は『枕の高さが15センチ以上だと、枕が柔らかくても首の屈曲がひどくなるので、とりわけ使用を控えるのが望ましい』と指摘」されています。
 〈寿命三寸、楽四寸〉という言葉が17〜19世紀に使われていたと、江戸時代の随筆ことが紹介されています。「『12センチ程度の枕は髪型が崩れずに楽だが、9センチ程度は早死しなくてすむ』という意味で、流布していた」とのことです。「研究チームは『当時の人々は隠れた関連性を意識していたのかもしれない』」と話されています。
 すでに、「研究成果が国際医学専門誌の電子版に掲載されたそうです。〜自分の枕の高さ、確認しましょう。
(下:2024年2月19日 朝日新聞—桜井林太郎「【殿様枕症候群】ご用心 枕高いほど脳卒中リスク 国循提唱」より)


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