「炭鉱電車」と呼ばれ大牟田市民に愛されていた、貴重な車両の保管が考えられています。
「炭鉱電車」は「三池炭鉱専用鉄道」に走っていたもので、石炭だけではなく人も道具も乗せて走っていました。
宮原坑近くの鉄道敷跡の一部は世界遺産に登録されました。そこで、大牟田市が所有する4両の「炭鉱電車」の活用が課題となってきたようです。
4つの車両にはそれぞれ、大牟田に残されるまでの数奇な歴史があり、中には「我が国に現存する電気機関車としては最古のもの」もあり、大変貴重なものだそうです。
(『大牟田の宝物』より)
今回、「大牟田市は三井系企業の敷地を借りて保管している明治~昭和期の『炭鉱電車(電気機関車)』4両を三井三池炭鉱三川鉱跡地の市有地に移設・展示するため、1日から3千万を目標にインターネットを通じた資金集め(クラウドファンディング)を始める」そうです。最近流行の市民参加・募金活動です。
「寄付者には、名前入り真鍮(しんちゅう)製銘板を枕木に掲示するなどの特典を用意」されるとのこと。一口いくらなのでしょうか?
(下:2015年9月1日朝日新聞・堺謙一郎「炭鉱電車移設へ 費用は募金 大牟田市、3千万円目標」 より)