大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

有明海の今~シーカヤックで一周「海遍路」

2015年05月31日 11時09分06秒 | 日記

 <宝の海>と言われていた有明海が、<瀕死の海>になろうとしているという訴えが各方面から強くなっています。「有明海再生の糸口を探る」NPO法人「海遍路」が活動が注目されています。5月15日には大牟田・ありあけ新世高校で、「海遍路」の高知大名誉教授・山岡さん、海洋冒険家・八幡さんを迎えての講演会が開催されました。山岡さんは有明海について「多様性に富んだ生物学的にも水産学的にもユニークな存在。生まれたときから側にあると空気みたいなもので、その価値が分からないが、まずは足元を見て、有明海の特徴を知ってほしい」、八幡さんは「電気、ガス、水道がない処ばかりを回ってきたが、みんな足元の自然を大切にしていた。自分たちの足元を大事にして」と話されたそうです。(下㊨:2015年5月18日有明新報・河野美緒「〝自然は幸せのベース”「海遠路」代表らが講演 ありあけ新世高校」より)16日には柳川では「海遍路」を迎え有明海再生シンポジウムも開かれました。「海遍路」は5月中旬よりシーカヤックで有明海を一周する航海調査に漕ぎ出しました。玉名岱明町の松原海水浴場を出発、荒尾干潟、筑後大堰、諫早湾干拓・潮受け堤防などを周り、28日には南島原・口之津港に到着、航海を終えました。総行程は約150キロ。航海を終えて山岡さんは「南北、東西で全く違う有明海の多様な姿を確認できた」と話されています。また八幡さんは「有明海は日本の沿岸漁業、世界の漁業の縮図だと感じた。魚が取れないのは、干拓の影響の他、開発、乱獲等が複雑に絡み合う難しい問題だ」と話されています。(下㊧:西日本新聞・森竜太郎「有明海の再生考えた!海遍路ゴール 南島原市」より)有明海を生活の場から、世界の視点から、高校生のみなさんとも一緒になって大事にしなければね!