過去諫早湾を堤防で閉め切り、洪水、高潮災害を防止すると同時に農業用水付きの広大な農地を造成する、そんな国営事業が始まりました。
この堤防が潮受堤防で、水門が閉められる映像はギロチンなどと言われました。

潮受堤防道路
規模を縮小して完成を見ますが、争いの開始ともなります。
"水門を閉ざすことで有明海への栄養補給も閉ざされ漁業不振となった。水門を開けよ。"
"水門を開ければ潮が流入し、農地、農業が壊滅する。開けてはならない。"
ほかにも論があったと思いますが、これが主たる主張だったと思います。事業主体の国を相手取る双方からの訴訟に至ります。
結論的に数日前、水門開けないということで事実上決着したようです。
刑事裁判で贈収賄というのは、必要的共犯と言われ増・収いずれか一方が罪を問われれば他方も必ず罪を問われるとありました。
ウンウン、分かる。それが崩れる事件があったんです。は~😅
諫早湾訴訟は自身これに似た混乱を生じた事件でした。
"水門開けよ、開けなきゃ日数に応じ罰金(いわゆる日常会話です。法律用語ではありません😅)払え"
"開けてはならない。開ければ罰金"
別の裁判所とは言うもののどちらも認められてしまいました。国としてはどうしたらいいの~😵
最高裁の判断はもう訴えの根拠が失われてるから"開けよ"の主張は当たらないということだったのかな_?
頭のいい人たちの考えはまったくもって???でした。
国の事業というのは早く進めれば問題、軋轢を生じ、手を拱いているだけではなにも進まない_ 難しいものですね(=゚ω゚=)
3/2 サンケイweb(抄)
国営諫早(いさはや)湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防排水門を開けるよう命じた確定判決の無効化を国が求めた訴訟の差し戻し審で、最高裁第3小法廷(長嶺安政裁判長)は、漁業者側の上告を棄却する決定をした。裁判官5人全員一致の意見で、決定は1日付。開門は許されないとする国側勝訴の判決を言い渡した福岡高裁の差し戻し控訴審判決が確定した。