(つづき)
広島に投下された原爆の核分裂物質の量は60キロ、このうち核爆発を起こした量は1キロ程度だと言われます。
すると失敗レベルではないかと思うんですが、その爆発で街を吹き飛ばすに十分でした。
爆発後も”毒”として機能し、生命を苦痛を伴って奪います。
戦勝列強は酔います。
なんとしても現在核兵器と呼ばれるこの魔力を・・拡充配備を・・
かつて皇帝の君臨した北の赤い国の水爆は実験レベルでその衝撃波が地球を何週もしたと言います。
それは、例えば日本を対象に考えた場合、”東京に投下するつもりが大阪に落ちた、それでも東京を壊滅させる”そういった考え方だったとか・・
これでは所期の伝家の宝刀には違いませんが、宝刀過ぎて使えません。
そこで間違えて大阪に落ちたなら大阪だけ、しかも北部だったら北部だけ、南部だったら南部だけを徹底的に破壊する規模で、それを間違えずに誤差極小で目標に着弾させる、そんな研究が進みます。
戦術核と呼ばれるものですね。
ソ連軍の場合、拠点上空で核爆発を起こした後、陸兵を突入させる、そんな演習フィルムがあったと思います。
(多分即死者を含む多くの放射線障害者を出すと思いますが、軍の指導力の強い国では一切出ません。)
限定的な爆発力であれば、戦場だけを破壊するのだから使用できるだろう・・
そういう風に考えると”よもや国境を越えて侵攻するなんてないだろう・・”の次のよもやが核兵器使用ということがないこともない状況に見えます。
広島・長崎の祈りは霊魂の世界に対するものであり、それが人間の心にも響くと思います。
しかし、人の心でなくなった心には響くのでしょうか? 蚊が鳴いてるだけ・・?
鎮魂どころか霊魂をして再度泣かしむことにならないか・・
絶望的と言えなくもない時代、本当にそうならないように世界のリーダーの誤りのない対応を”祈り”たいです。
本日長崎は祈りの日。