今度は、加賀見つけちゃったんですね〜
5400メートルもの深海。なんたる財力、なんでも見つけちゃうよね〜
加賀は戦艦として起工。
日本は海洋国家、だから海軍力を充足するとして戦艦8、巡洋戦艦8を基幹とする艦隊(八八艦隊)の建艦計画を実行する。
しかし、軍縮条約が厳しくなるは、関東大震災は起こるはで中断。
曲折があって、加賀は巡洋戦艦赤城とともにほぼ同型の航空母艦として改装された。
当時空母は飛竜、瑞鶴など瑞祥動物の名を冠するんだけど、旧国名、山岳名なのはそんな理由。
現在でいう空母という運用思想などない時代だから実験艦的なもの、むしろ火力に期待といったものだったろう。
改装前の三段式飛行甲板を持つ特徴的なスタイル。航空機の性能向上で実用性には問題。
火砲も重巡並の20サンチ砲10門(連装2基4門、単装6門)と重装備。
報道記事では、三段式飛行甲板を持つとなっていたけど、それは誤りね。
就役した時点では確かに三段式だけど、ミッドウェーの時点どころか真珠湾当時で既に近代化改装されていた。
改装後=沈没時の姿。横置き煙突から水が出ているのが見える。飛行甲板に排気煙熱の影響がないよう、海水で冷却して海水ごと排煙していた。
強力な軍備を持たなければならないという時代はいやだけど、まったく要らないという時代も難しいんだろうね。
加賀は「かが」として海上自衛隊のヘリ搭載型護衛艦に艦名を引き継がれている。(「かが」、同型艦「いずも」は空母化改装される。)
「ひゅうが」、「いせ」はほぼ同型でちょこっと小さい護衛艦。