「エヴァとももクロと瀬戸際の“ロボコップ” 高見盛の激闘１５日間」：イザ！

【スポーツ番外地】
かつて幕内の土俵を沸かせた高見盛が引退の危機に直面している。
九州場所は東十両９枚目。
３場所連続の負け越しで、もう十両で下に５枚しかない。
幕下に落ちれば引退を決めているだけに、大負けは許されない状況だ。
エヴァンゲリオンと、ももいろクローバーＺでテンションを上げて戦う“角界のロボコップ”。
３６歳、力士人生が懸かった瀬戸際の１５日間を追った。
（宝田将志）【初日】○大岩戸
得意の右が深く入り、最後はもろ差しになって寄り切り。
白星発進を決めた。
支度部屋を出た所で報道陣に囲まれる。
「昨日の夜から落ち着かなかった」と高見盛。
入門から１４年目のベテランも初日は独特の緊張感に包まれる。
「トイレにちょこちょこ起きて、カウントダウンＴＶを見てしまった」。
結構、夜更かしだったようだ。
風邪対策は「水をガブガブ飲んで、あとはミカン。
ひまな時に食べている」。
体調を崩さず１５日間を乗り切りたい。
【２日目】●旭秀鵬
まわしに手が掛からず、引いたところを付いてこられ押し出される。
完全な立ち合い負け。
「組もうと思った。
止められない」とがっかり。
こんな時は福岡の名物を食べて力を出したいところ。
好物はもつ鍋だというが、「うまいんだけど、次の日、腹に来る。
油物がしんどくなってきた」。
胃腸も年相応に衰えてきているのか。
「いつまでも若くない。
だから気持ちは若くしないと」。
関連して、期待する若手力士を聞かれると、琴勇輝（２１）、丹蔵（２８）、大喜鵬（２３）の３人を挙げた。


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