香港の活動家らが尖閣諸島(沖縄県石垣市)の魚釣島に上陸した事件で、県警と海上保安庁は、出入国管理法違反(不法上陸、不法入国)容疑で逮捕した14人について、送検せずに、17日にも強制退去(強制送還)にする方針を固めた。17日までに身柄を入国管理局に引き渡す見通しだ。
県警が不法上陸容疑で逮捕した5人は16日朝、沖縄本島に移送された。那覇、浦添、豊見城、与那原の4署で、県警が上陸の目的や経緯について詳しく調べる。
海上保安庁が不法入国容疑で逮捕した9人を乗せた巡視船も那覇市沖に到着した。抗議船は海保の巡視船が石垣島に向けて引航している。
政府高官は16日、「容疑が出入国管理法違反だけなら、過去に何度も違反していない限り起訴猶予になり、結局強制送還になるだろう。それなら送検せずに強制送還しても同じだ」と述べ、混乱の長期化を避けるため、早期に強制送還した方が望ましいとの考えを示した。
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