プロ野球を通じて、恒久平和や核兵器廃絶を訴えるイベント「ピースナイター2012」が5日、マツダスタジアム(広島市南区)の広島-阪神戦であり、被爆体験のある元プロ野球選手、張本勲さん(72)が始球式を務めた。
5歳の時に被爆した張本さんは「被爆者は差別されてきた」との思いから公表を控えてきたが、数年前に「原爆の落ちた場所を知らない」とテレビ番組で発言した若者に怒りを覚え、被爆体験を語り始めた。
張本さんはこの日、「私たちは最後のメッセンジャー。
野球を通じて訴えていきたい」との思いを込めて始球式に臨んだ。
一方、5日夜は、原爆ドーム前を流れる元安川(同市中区)で、市民グループが東日本大震災被災者への励ましを込めて「生きろ」などの文字を川面に投影。
訪れた国内外の人たちが見入った。
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