急成長を遂げた中国のシンボルだった高速鉄道。夏休みの観光シーズンに起きた脱線事故に、日本の旅行業界からは、中国観光に影響が広がることへの不安の声が相次いだ。
「時速400キロ超の上海リニアをはじめ、他の路線でも同じことが起きるんじゃないか、と鉄道自体が敬遠されるのでは」。アジア観光中心の旅行会社・友遊(愛知県飛島村)の鈴木義行社長は警戒する。
中国の旅行者の間で高速鉄道網の人気は高い。突然、欠航することが多い航空便に比べて、運行時間が安定しているためだ。鈴木社長は「いくら速くて時間通りでも、やっぱり安全面に不安があると中国観光には痛手になる」と言う。
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