ワンアップなMacintoshマネージャーの私的センテンスVer9.2.2.

東京都昭島市の輸入車専門店「カーステージワンアップ」のマネージャー『ちょりた』が久しぶりにブログをご担当いたします。

自動防眩ルームミラーのトラブル★小技が利きすぎて壊れるんですよね~

2010年10月04日 21時17分40秒 | ワンアップなメンテナンス
自動防眩式ルームミラー

アウディ、フォルクスワーゲン、一部国産高級車などでも採用されている、
入射光によって眩しくないよう、見え方を調整するルームミラーです。

この機構、流体液晶を使用した構造にトラブルが発生するとこうなります。


こんな感じです



これはジャガーX300~X308型に装着されているルームミラー。
上が液漏れという症状でミラー面が黒く侵食されちゃってます。

使用状況と個体差があるので全てが壊れるというものではありませんが稀に起こるトラブルです。

下は新品正常物です。結構高いです。65,000円位します。
純正パーツナンバーはHNC3133ABです。



ガラス視野面に黒いブラックアウト部が。なんだか網膜剥離みたい

こうなってしまうと直すのは不可能です。圧着サンドイッチされた多層ガラスの中に
液晶層の種類はわかりませんが、正常なれば中の黒色部が均一に組成され
周囲に張り巡らされた電極により液晶の濃度を調整、光の透過度を変えるという
ちょっとしたハイテク装置です。

いくらユーザーフレンドリーつて~
壊れちゃったらもともこもないや~ん正常品と交換するしかありません。



割れる上等で分解しますといいますか~このテはほとんどツメと接着剤で固めてありますので
樹脂ハウジングのかみ合わせを壊さないとバラせません。
たとえうまくバラせても元凶は液晶ミラー、この部品のみの供給はありません。

中身はとても簡単な仕組みです。入射光を感知するフォトレジスタ(CdS)が表と裏に2個あります。
これは反応がフォトダイオードのように敏感ではなく抵抗値がゆっくり変わるセルです。
この抵抗の変化で鏡面にかかる電圧を、赤いフィルムコンデンサ手前の放熱板を有すトランジスタで
制御しています。
ここら辺は壊れる要素がありませんね。
つかトランジスタをいたわるより~

液晶ガラス面を気にしてくれ




これは中古パーツを使用し復旧させたものです
新品パーツの1/2くらいの料金で直すことが可能です。


カーステージワンアップはこんな些細そうで結構困ることも

親身に対応いたします。


ルームミラーが曇ってきたり黒くなってしまった方は
お気軽にお問い合わせくださいね


メルセデス、BMWの防眩ミラーは結構強いと思います。
ちなみにジャガーX40~X300系の一部で使用されているこの形状のミラーは
あまり痛みません。



設計は前型でも信頼性は高いようです。








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