今週は荒ぶる天気でしたね
寒いんだか暑いんだか良く分からんし
でも今年は稲の成長が遅い。
稲作的には寒く、通常の6~7割位の成長度。
この先も温度が上がらず不作にならなきゃいいなぁ
さて、
X300型ジャガーにお乗りの
東京都のH様から
『ルームランプが凄まじい勢いで点滅する!』とのことで
車輌をお預かりしました。
点検すると、運転席ドアのロック機構をつかさどる
アクチュエーターのスイッチ不良でした。
内張りを外します。
どのクルマにもある、ドア側のロックキャッチ。
これが不良を起こすと、鍵で開閉できなくなったり
ルームランプの点滅など、車輌側が誤作動を起こす要因にもなります。
T-30のトルクスで外します。
ドアノブを取らないとリンケージロッドが外せません。
裏側のボルトを外し、両手でくにょくにょさせてリムーブします。
室内側のノブに付いているリンケージを外すと
アクチュエーターはフリーになります。
が、ドアの中が狭く、知恵の輪のようにしないと本体が出てくれません。
外し方にはコツがあります
取れました。
外したアクチュエーター。
痛んでカバーが割れちゃってます。
青い矢印がソレノイド、電磁石でキーシリンダーを引いたり押したりします。
今回のトラブルは赤い方、ロッキングキャッチに内蔵されているマイクロスイッチが駄目でした。
本当はスイッチのみを交換すれば解決するのですが
樹脂の熱圧着で取り付けてあるということと
本来スイッチのみ替えられるように設計されていないので
『修理』は厳しい部品です。
左が不良のアクチュエーター。
今回は廉価な中古パーツ(右)で、とのご要望なので
動作確認済みの優良品をセレクト、
再組み付けを行い、トラブル解決です
内張りを取り付け、完了。
X300系ジャガー・デイムラーはウッドが綺麗
まだまだ、オーバークオリティに造られている『高級部品』を多く使用しており
触れるだけでも満足できる、数少ない輸入車ですね