家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「サプライズ」・・・(951)

2016-06-26 15:15:06 | 日記
「サプライズ」YOU'RE NEXT
監督:アダム・ウィンガード
出演:シャーニ・ヴィンソン、ニコラス・トゥッチ、ウェンディ・グレン、A.J.ボーウェン、タイ・ウェスト、他
2011年・アメリカ・94分<レンタル>

<STORY>
両親の結婚35周年を祝うために集まった、10人の家族。
そこに突如現れる、キツネ、ヒツジ、トラのアニマルマスク集団。カギは掛けたはずなのに…彼らの目的とは何なのか…
壁に描かれた「You're Next」の文字、突き刺さるクロスボウの矢、逃げ場のなくなった密室で、追い詰められたはずの10人。
しかし、家族も、アニマルマスクたちも、家にいる誰もが、予期しなかった結末へと突き進んでいく...

両親の家に集まった子供たちとその恋人、
そこに動物のマスクを着けた集団が襲い掛かってくるサスペンス。

最初は理由も無く襲われる不条理もののサスペンスホラーかと思いましたが
ひとひねりしてあってなかなか面白いです。
あまり書くとネタバレになるので控えますが、
簡単に思えた一家制圧が、ある人物に活躍で一大攻防戦へ発展していきます。
そしてさらにこの襲撃には理由があって...となかなか楽しませてくれます。

時間も短めでスピーディーに展開していきますし、
手軽に観れて尚且つ楽しめる作品ですね~オススメです!

「ロスト・アイズ」・・・(950)

2016-06-18 01:03:29 | 日記
「ロスト・アイズ」LOS OJOS DE JULIA
出演:ギリェム・モラレス
製作:ギレルモ・デル・トロ
出演:ベレン・ルエダ、リュイス・オマール、パブロ・デルキ、他
2010年・スペイン・112分<レンタル>

<STORY>
先天的な眼の病気で徐々に視力を失う運命にある女性、フリア。ある日、すでに視力を完全に失い、角膜手術を終えたばかりの双子の姉サラが自殺したことを知らされショックを受ける。しかし、その死に不審なものを感じたフリアは、独自にサラの周辺を調べ始めることに。次第に明らかとなる驚きの事実。その一方で、フリアの視力はどんどん失われていく...

「ヘルボーイ」「パシフィック・リム」のギレルモ・デル・トロ製作のサスペンス・ホラー。
スペイン映画であることも作用してるのかも知れませんが、雰囲気は非常に良いです。
ヨーロッパ系のホラーはアメリカ製ホラーでは出せない味があるので個人的には嫌いではないです。
で、ギレルモ・デル・トロも関わってることですし、期待して観たのですが...
正直言って、ちょっと期待はずれな作品でしたね~

キーワードは”透明な存在”。
奇しくも手記の出版やHP開設で再び話題に上った「元少年A」こと酒鬼薔薇聖斗が犯行声明文に記載した言葉とシンクロしています。
日本好きのギレルモ・デル・トロがもしかしたらどこかでこの事件のことを見聞きしたのかも知れません。
ただ、酒鬼薔薇聖斗が事件を起こして透明で無くなったのと対照的に
今作の犯人はず~っと透明な存在のままなんですよね~ちょっと無理がある気がします。
全てが「いるのかいないのかわからないような奴」ってことで片付けるんですかね?
まぁ全体的によくわからなかったというのが正直なところです。

「バトルフロント」・・・(949)

2016-06-11 00:01:46 | 日記
「バトルフロント」HOMEFRONT
監督:ゲイリー・フレダー
脚本:シルヴェスター・スタローン
出演:ジェイソン・ステイサム、ジェームズ・フランコ、ウィノナ・ライダー、ケイト・ボスワース、ラシェル・ルフェーブル、フランク・グリロ、クランシー・ブラウン、他
2013年・アメリカ・100分<レンタル>

<STORY>
元麻薬潜入捜査官のフィルは、ある事件をきっかけに現役を引退し、一人娘のマディと2人で、亡き妻の田舎で静かな生活を送ろうと決意する。そんな矢先、マディが学校でいじめっ子とケンカしてしまう。ところが、そのいじめっ子は町を裏で牛耳る麻薬密売人ゲイターの甥だった。これをきっかけに、ゲイターに目を付けられてしまうフィルだったが...

ジェイソン・ステイサム主演のもう如何にもな(笑)アクション。
元々はスタローンが自分のために書いた脚本とのことですが、
60歳も過ぎたスタローンでは設定もアクションもちょっと無理があると思うんで
ジェイソン・ステイサムで正解ですよ。

プロットを見た時に引退した麻薬捜査官が田舎で悪党と戦う、って話かと思ってたら
捜査官時代の敵が復讐にやって来て再び戦う話なんですね~
まぁ確かに敵がジェームズ・フランコではちょっと頼りないって思ってたんですよ(笑)
ジェームズ・フランコ演じるゲイターは田舎のプチ麻薬王で、小悪党なんですよね。
だから悪人をやっつけてめでたしめでたし、って訳でも無くて
ゲイターも大悪党に翻弄されて、結局はかわいそうな奴、って感じで切なく終わっていきます。

個人的には、もっと田舎の悪党をズタボロにやっつけるような
チャック・ノリス師匠やセガール兄貴が撮りそうな(笑)そんな話でも良かったんじゃないかな~と思います。
80年代アクション好きとしてはそれなりに楽しめたのですが
ちょっと哀しくて、スカッとするタイプの作品じゃ無かったのは残念でした。

「昭和極道怪異聞ジンガイラ 仁我狗螺」・・・(948)

2016-06-04 15:04:05 | 日記
「昭和極道怪異聞ジンガイラ 仁我狗螺」昭和極道怪異聞ジンガイラ 仁我狗螺
監督・脚本・編集:近藤啓二
出演:正木蒼二、高東楓、大和克巳、指宿郷、水沢彩、他
2012年・日本・80分<レンタル>

<STORY>
極道社会に生きる呪術者集団・江州梅本一家の子分サジキ・ジントウとクゼ・サブロウタは、兄弟杯を交わした梓黒組の親分が行方知れずなことを心配した一家の親分につかわされ、ある森までやってくる。その森は梓黒組にとっては自らの力を高める聖域であり、梓黒組の若頭の制止を振り切って森に踏み込んだサジキらは、強力な呪術で編み出された結界や迷宮に直面する...

アクション映画専門の映画祭「ハードボイルド・ヨコハマ シネマジャンクション2013」で監督賞を受賞した、
ということ以外は何もわかりません(笑)
まぁいわゆるインディーズ映画だとは思いますが、友達集めて撮りました的なものでは無く、ちゃんと資本は出ているようです。

パッケージやタイトルから、ヤクザ映画か?モンスターホラーか?って感じでしたが
スケールの小さい「サンダ対ガイラ」ですかね~...まぁ「サンダ対ガイラ」観たことないんですけど(笑)
シンプルな話を膨らまそうとしてただただ複雑になってしまった、みたいな印象を受けます。
北村龍平がインディーズで撮った「DOWN TO HELL」と色んな面でよく似てますが、
シンプルでひたすらアクションのカッコよさにこだわった「DOWN TO HELL」のほうがやっぱり面白いです。

wikiで調べてみるとテキ屋をあらわす言葉「香具師」の起源の一つに大道芸人もあって、
その大道芸の一つ「人形使い=傀儡廻し」あたりからこの作品の発想はきてるんですかね?
ヤクザと呪術を絡ませる発想は面白いですが、その設定を上手く活かせてたとはあんまり思えませんでした。

一点、非常に良かったのがエンディングテーマです!
根本啓一郎の「夜よ、黒き恋人よ」という曲で、根本啓一郎という名前は今回初めて聞きましたが
この曲が非常に素晴らしいです!本編いらないです(笑)
この曲を聴くためだけでもぜひ観ていただきたいです。