家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「L.A. ギャング ストーリー」・・・(968)

2016-10-30 22:33:58 | 日記
「L.A. ギャング ストーリー」GANGSTER SQUAD
監督:ルーベン・フライシャー
出演:ジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング、ショーン・ペン、ニック・ノルティ、エマ・ストーン、他
2012年・アメリカ・113分<レンタル>

<STORY>
1949年、ロサンゼルス。街は巨大犯罪組織のボス、ミッキー・コーエンに牛耳られ、不正や悪がはびこっていた。また、彼の影響力は政治家や警察内部にも深く浸透し、表立って取り締まることはほとんど不可能だった。
そんな実情を見過ごせずにいたジョン・オマラ巡査部長に密命が下る。それは、少数精鋭の極秘部隊を結成し、ミッキー・コーエンの組織を隠密裏に壊滅せよ、というものだった。
さっそく署内のはみ出し者ばかり6人が集められた。そして、彼らは街の未来を取り戻すため、ギャング顔負けの手段でミッキー・コーエンに立ち向かっていく...

警察vsギャングを描いたアクション。
実話に基づいたドラマのようです。

まぁ可もなく不可もなくといった感じですかね~
警察が身分を隠して犯罪組織に戦いを挑むっていうのはなかなか面白いのですが
時代的なものなのか?監督の力量なのか?
結構牧歌的といいますか、あんまり迫力が無いんですよね。
もちろん実話がベースになってるのであまり改変も出来ないんでしょうけど
監督次第ではもっと凄まじいバイオレンス・アクションになっていたんじゃないでしょうか?
正直言ってもっと激しいものを見せて欲しかったです!

「悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲」・・・(967)

2016-10-22 22:03:16 | 日記
「悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲」TEXAS CHAINSAW 3D
監督:ジョン・ラッセンホップ
出演:アレクサンドラ・ダダリオ、ダン・イェーガー、タニア・レイモンド、スコット・イーストウッド、マリリン・バーンズ、他
2013年・アメリカ・92分<レンタル>

<STORY>
1973年8月18日、テキサス。レザーフェイスの凶行が発覚し、ソーヤー一家は怒り狂った町の人々によって皆殺しにされる。しかしその時、赤子のヘザーだけは秘かに連れ去られていた。時が経ち、成長したヘザーのもとに実の祖母の死と遺産相続に関する通知が届く。養父母が伏せていた自らの出生の秘密に興味を持ち、恋人や友人たちと祖母が遺した屋敷へと向かうヘザーだったが...

ホラー映画の金字塔「悪魔のいけにえ」の続きを描いた作品。
オープニングタイトルでオリジナルの1作目の映像が使われております。
数分ですが、今作の本編より遥かに怖くてよく出来てます(笑)
さらにカメオでオリジナルキャストのマリリン・バーンズとガンナー・ハンセン、
「悪魔のいけにえ2」のビル・モーズリーが出演しております。
一応トビー・フーパーは製作に名を連ねてますが、実際どれくらい関わってるかはわかりません。

内容は1作目の続きなので「悪魔のいけにえ2」以降の作品は無かったことになってますね。
オリジナルとも家族構成とか変わってますし、まぁパラレルワールド的な作品です。
祖母ってどこにおったの?とかツッコミだせば色々ありますが
一作品として見れば意外に悪く無かったです。
もちろん「悪魔のいけにえ」には遠く及びませんし、シリーズの中でも出来は良くない方です。
そういう意味ではオリジナルに思い入れが無い方が楽しく観れるかも知れませんね。

「恐怖の人体研究所」・・・(966)

2016-10-09 19:43:47 | 日記
「恐怖の人体研究所」THE ATTICUS INSTITUTE
監督:クリス・スパーリング
出演:リア・キルステッド、ウィリアム・メイポーザー、ハリー・グローナー、ジョン・ルビンスタイン、シャロン・モーン、他
2015年・アメリカ・83分<レンタル>

<STORY>
ある日、超能力を持つ女性ジュディスが被験者として研究所にやって来る。実験してみると、ジュディスは驚くべき力を持っていることが判明。しかしその力は、彼女が「邪悪なる存在」に取り憑かれているためだった。軍はジュディスの力を兵器として利用しようと考え、研究所に監禁して恐ろしい人体実験を開始する...

超能力実験の映像と関係者へのインタビューで構成したモキュメンタリー。
結構それっぽく作ってあって、まぁそういう意味ではオーソドックスで丁寧な作りのモキュメンタリーです。
ただ、そんなに面白くない(笑)
ある超能力を持つ女性の実験を記録していくと、実は超能力じゃなくて悪魔憑きだとわかる...という感じで
ストーリー的に特に面白みも無く、特に怖くも無く、非常に退屈です。
本物のドキュメンタリーとしてテレビで流して、何のネタばらしもしないっていう使い方が一番面白いかもしれませんね(笑)

「寄生獣」・・・(965)

2016-10-01 03:42:21 | 日記
「寄生獣」寄生獣
監督:山崎貴
原作:岩明均
出演: 染谷将太、深津絵里、阿部サダヲ、橋本愛、東出昌大、他
2014年・日本・109分<レンタル>

<STORY>
ある日、人間の脳を乗っ取って肉体を操り、他の人間を捕食する「パラサイト」と呼ばれる謎の寄生生物が出現。平凡な高校生活を送っていた泉新一も、一匹のパラサイトに襲われる。しかし、新一の脳を奪うことに失敗したパラサイトは、そのまま右腕に寄生し、自らを「ミギー」と名乗って新一と共生することに。やがてパラサイトと人間とが殺し合う事態が発生。新一とミギーもその争いに巻き込まれていく...

岩明均の同名コミックの実写化作品。二部作の前編です。
私は原作のファンで、非常に深い名作だと思ってます。
これまでアニメ化もされていますし、まぁ正直言っていまさら感は半端無いですが
技術的に映像化出来るようになったタイミングが現在だったということなんでしょうね。

漫画なので当然元になる絵があるわけです。
小説以上にイメージしやすいので似てる似てないってのはやはり気になるところではありますが
ビジュアルばかり似せることにこだわって作品としてつまらないものになるよりは
今作のようにある程度割り切るのはしょうがないかな~と思います。
ただ、染谷将太は良い俳優だと思うんですけど、見栄えとしてもうちょっと身長が欲しいところではありますね。

前後編約4時間に収めるために、父親のいない母子家庭であったり、新一同様脳を乗っ取られなかったもう一人の人間・宇田が登場しなかったり、色々と改変されているようです。
まだ後編を観てないので何とも言えませんが、それでも単行本10巻分の物語を4時間弱で収めきれるんですかね~?
それともアクションエンターテイメントの部分を押し出して、人間とは?生命とは?という「寄生獣」のとても大事な問題提起の部分は影を潜めるのでしょうか?
とにかく映像作品としては悪くないと思いますが、原作を何度も読んだ原作ファンとしては
やはり原作を超えることは無いと、後編を観てない現時点においても断言できます。
映画を面白いと思ったとしても、面白くないと思ったとしても、ぜひ原作は読んでいただきたいです。