家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「ファイナル・デイ」・・・(928)

2016-01-30 00:48:56 | 日記
「ファイナル・デイ」APOCALYPSE L.A.
監督・脚本・製作・撮影・音楽・編集:ターナー・クレイ
出演:ジャスティン・レイ、ジェロッド・ミーガー、ステファニー・エステス、ロン・ハンクス、マイケル・テイバー、デニス・リーチ、他
2013年・アメリカ・82分<レンタル>

<STORY>
ある日、ロサンゼルスが流星雨に襲われ、街が破壊されていく。そしてその隕石が発するウイルスに感染した人々は、なんとゾンビ化していくのだった...
ジョンの仲間のガールフレンドもウイルスに倒れ、突如ゾンビと化しジョンたちに襲いかかる。パニックになったロサンゼルスの街から逃げ出そうと海岸へ向かう彼らだが、1人また1人と餌食になっていく...

もう誰もがあまり興味ない「TSUTAYAだけ」です(笑)
監督は「ラスト4」のターナー・クレイ。
「ラスト4」は低予算ながらもなかなか良いゾンビ映画でした。
(お暇でしたら過去記事参照してください→http://blog.goo.ne.jp/oneofthebroken/d/20140621

今作も一応ゾンビもののパニックサバイバルムービーで、ほぼ監督が一人で色んなことやってます。
スタッフが少なすぎてエンドクレジットも1分ほどで終わります(笑)
もしかしたら自主制作レベルなのかも知れませんが、低予算映画特有の画面の安っぽさはあまり感じませんでした。
ゾンビ(便宜上ゾンビと称します)もほとんど出てきませんし、そういう目で見るとお金が掛かってないのがよくわかります。
前作に続き(笑)ネット上での評判もあまり芳しくありませんしね。

私は前作を高く評価しましたが、今作も非常に良かったです!
上記の通り低予算なのが随所でよくわかります。
それでもゾンビパニックを描いたサバイバルムービーとしては良く出来てると思いますよ。
ちょっと「クローバーフィールド」を意識してるというかパクッてる感じかな?
まぁ向こうは実際に怪物が出てきますが、こちらはロスの中心街で煙が上がってるのと
飛び交うヘリや戦闘機の音で臨場感を醸し出しています。
映像的には、主人公たちのパニックを描くだけで直接的な災害描写みたいなものはほとんど出てこないのでアイデアの勝利ですね。

「バトルフィールド TOKYO」というクソつまらない「クローバーフィールド」のパクリ亜流作品がありますが(笑)
どちらも金を掛けずに「クローバーフィールド」みたいなことをやったという意味ではこの2作は非常に似てます。
もちろん今作の方がお金は掛かってると思いますが、それを差し引いてもアイデア次第でこれだけ作品としての差が出るんだな~と改めて勉強になりました。

ラストは賛否両論あると思いますが、これはこれでちゃんとオチとして成立してると思いますし、全然良いと思います。
万人受けはしない作品だと思いますが、個人的にはオススメします。こういう作品こそ埋もれて消えてしまわないように色んな方に観て欲しいです。


「猿の惑星:新世紀」・・・(927)

2016-01-24 01:11:16 | 日記
「猿の惑星:新世紀」DAWN OF THE PLANET OF THE APES
監督:マット・リーヴス
出演:アンディ・サーキス、ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン、ケリー・ラッセル、他
2014年・アメリカ・131分<レンタル>

<STORY>
あれから10年後―猿のシーザーは、より勢力を拡大し、手話と言語を操る猿たちは、森の奥に文明的なコロニーを築いていた。一方、約90%が絶滅した人類のわずかな生存者グループは、荒れ果てた都市の一角に身を潜め、希望なき日々を過ごしていた。そんなある日、人間たちがエネルギー資源を求めて猿のテリトリーに足を踏み入れたことから、一触即発の事態が勃発。シーザーと生存者グループの穏健派マルコムは和解の道を探るが、憎しみを抑えられない両陣営の対立は激化していく...

「猿の惑星」をリブートした「猿の惑星:創世記」から続く新シリーズ。
監督は「クローバーフィールド」のマット・リーヴスです。

前作「猿の惑星:創世記」の予告編を観た時、あまりに猿に表情がありすぎてどうなんだろうな~?と思ってましたが
本編を観るとまったく気にならなくて、派手さは無いですが良質なSF作品に仕上がっていたと思います。
前作が起承転結の”起”であるなら今作は”承”にあたる感じで、本格的に”人間vs類人猿”に突入していく導入部ですね。
前作を観た時は、もしかしてこの1作で終わるのかな?とも思えるラストでしたが
今作は確実に続編作る気まんまんなラストですね~(笑)

前作はどちらかというとサスペンスタッチな作風で地味ながらもなかなか面白かったのですが
今作は完全にアクションになっていて個人的にはちょっと物足りないと言うか、想像の域を超えない作品でした。
前作の監督ルパート・ワイアットがイギリス人だというのも大きかったのかも知れませんね。

まぁさすがに映像は凄いですし、及第点の出来だとは思うので、
「続編が楽しみ!」とまでは言いませんが、この新シリーズがどういうラストを迎えるのかを見届けたいと思います。

「コリドー」・・・(926)

2016-01-16 00:43:10 | 日記
「コリドー」THE CORRIDOR
監督:エヴァン・ケリー
出演:スティーブン・チェンバース、ジェームズ・ギルバート、デヴィッド・パトリック=フレミング、マシュー・エイミヨット、グレン・マシューズ、他
2010年・カナダ・99分<レンタル>

<STORY>
森の山荘で久々の再会を果たした高校時代の親友5人組。そんな彼らの前に、突如として不思議な光る道「コリドー」が出現する。その光に触った5人は、自分たちにさまざまな特殊能力が備わっていることに気づく。驚異的な力にすっかり魅入られた彼らは暴走をエスカレートさせていき、ついには殺し合いを開始する...

ちょっとスティーヴン・キング的な雰囲気のある、カナダ製SFサスペンス。

で、これ一体何なんですか?(笑)
色々とよくわからん所で賞をもらってるそうですが
こういう作品に限って、哲学的で難解で雰囲気のみのつまらん作品が多いです。

とにかく何がしたいのか?何を言いたいのか?私の脳みそではまったくわかりませんでした。

「生贄の館」・・・(925)

2016-01-09 01:40:35 | 日記
「生贄の館」THE HUNT
監督・脚本・編集:トーマス・シュチゼパンスキー
出演:ズリエル・デ・ペスロユアン、サラ・ルシード、ジェラッリ・モユイナ、ニマ・ラファイ、マリー・クリスティーン・ジーニー、他
2010年・フランス・75分<レンタル>

<STORY>
ゴシップ記者のアレックスは、人里離れた山奥で秘密結社による“ゲーム”が行われているというネタを掴み、謎めいた豪邸に潜入する。そこでは覆面で顔を隠した男たちが、拉致した犠牲者の舌を切断して森に放ち、ボウガンで殺戮する賞金を賭けた人間狩りを楽しんでいた。アレックスは覆面のままゲームに参加するが、正体を見破られ...

フランス製サスペンスホラー。マンハント物です。
アマゾンのレビューでは全員星1つですが(笑)
正直、そこまでヒドい作品では無いと思います。

人間狩りを描いた作品はいくつかありますが
まぁ大体似たりよったりな感じで、そういう意味では今作も特に目新しさは無いですね。
その代わりに特に悪いってところも無くて、とりあえず最後まで観れます。
最近はだいぶマシになりましたが、フランス映画特有の”しゃらくせえ”感じは多少あります(笑)
あとはやっぱりラストですね~ラストがまったくダメです。
「終わりよければ全てよし」という言葉があるように
逆に終わりがダメなら駄作なんじゃないかという風にも思うのですが
終わりのダメさ加減がフランス映画っぽいと言えばぽいです。

ちなみに、パッケージに女性の被害者が描かれてますが
今作で人間狩りの被害者になるのは全員おっさんです(笑)ご注意を。

「オー!ファーザー」・・・(924)

2016-01-02 02:58:35 | 日記
「オー!ファーザー」OH! FATHER
監督・脚本:藤井道人
原作:伊坂幸太郎
出演:岡田将生、忽那汐里、佐野史郎、河原雅彦、宮川大輔、他
2013年・日本・102分<レンタル>

<STORY>
由紀夫はどこにでもいるフツーの高校生。ただひとつ、生まれた時から4人の父親と同居していることを除けば…。
そんな彼の日常が、にわかにキナ臭い空気に包まれてゆく。
同級生の謎の不登校、町のフィクサーがハメられたという詐欺事件、そしてフィクサーのカジノでの鞄すり替え現場の目撃。
奇妙な心中事件の現場に居合わせ、家を荒らされるにおよび、由紀夫にとってそれは他人事ではなくなってきた...

あけましておめでとうございます。
色々と生活がバタバタしておりまして、映画観たりブログ書いたりの時間がなかなかとれないです。
まぁ私に限らずみなさんも多かれ少なかれ色んなものを背負って生きてると思いますが、
せめてもの息抜きに今年も映画を楽しみましょう!
2016年も変わらずよろしくお願いします!

と、いうわけで2016年一発目のブログです。
作品が1テンポ2テンポずれてるのはデフォルトということで(笑)

伊坂幸太郎の同名小説の映画化作品。
原作は読んでますがずいぶん前なので内容は忘れました(笑)
まぁその方がキャスティングとか気にせず観れて良かったかもしれません。

伊坂幸太郎って文体が独特なので本で読んでるとわかりにくいのですが
実際は非常にコワいお話を書く人です。
フワ~っとした文体とファンタジーを絡ませることで
コワさがやわらぐ感じで、個人的にはその辺が好きで著書はよく読んでます。
今までも数多くの著書が映画化されていますが
上記のような”伊坂幸太郎色”を映像で表現するためにキャスティングは各作品ごとによく考えられています。
っていうか、よく似た感じのキャスティングが多いです(笑)
色が無いというか匂いが無いというか、あまりギラギラした感じの人は出てこないですね。

で、今作ですが...伊坂作品の中ではコメディ色の強い作品ですかね~?
あっさりとして見やすくて良かったです。
まぁあっさりし過ぎてて、そんなに印象に残る作品でも無いですが...
そういう意味では2時間ドラマでも良かったぐらいかも知れませんね。