家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「TOKYO TRIBE/トーキョー・トライブ」・・・(938)

2016-03-26 01:18:07 | 日記
「TOKYO TRIBE/トーキョー・トライブ」TOKYO TRIBE
監督・脚本:園子温
原作:井上三太
出演:鈴木亮平、YOUNG DAIS、清野菜名、大東駿介、石田卓也、他
2014年・日本・116分<レンタル>

<STORY>
近い未来の“トーキョー"には様々なトライブ(族)が存在し、そこに住む若者たちは、街を暴力で支配しながらお互いの縄張り
を守っていた。トライブ間の暴動・乱闘は日々繰り広げられるも、互いの力関係は拮抗し絶妙なバランスで保たれていた。
しかしある事件をきっかけに、その均衡はもろくも崩れ去る...

同名コミックの実写化作品。(厳密には「TOKYO TRIBE2」が原作ですが...)
原作は少しだけ読んだことがあるのですが、物語の詳細までは知りませんでした。
バイオレンスを扱いながらも、絵柄がポップなのでまぁ割とのほほんとした感じの印象が残ってます。

今作はストリートギャングの抗争を描いたバイオレンスではあるのですが
前編ラップを使った「ミュージカル」に仕上がっております。
事前に知っていれば絶対観ていませんが(笑)その辺は私の大きなミスですね...反省。

まぁ内容は相変わらずの園子温節ではあるのですが、原作との相性が悪いのか?
やっぱりミュージカルにしたのが良くないのか?(笑)あんまり面白くなかったです。
後でネットで色々調べてみましたが、原作とはだいぶ改変されてるみたいですね。
なんか全てが悪い方向に転がった感じです。

清野菜名がヌードとアクションに挑戦しておりまして、「愛のむきだし」における満島ひかり的な存在なのですが
まぁその辺が逆に清野菜名のPV的に見えてしまう感じも否めませんね。
とにかくセリフのほとんどがラップで物語があんまり入ってこないし、うるさいし(笑)ハズレでした~

「悪魔の起源-ジン-」・・・(937)

2016-03-19 01:12:09 | 日記
「悪魔の起源-ジン-」DJINN
監督:トビー・フーパー
出演:アイシャ・ハート、ハリド・レイス、アハド、ラザン・ジャマル、他
2013年・アラブ首長国連邦・86分<レンタル>

<STORY>
サラマとハリドの2人は、アメリカからアラブへ帰国し、砂漠の中の豪華なマンションの新居に向かう。豪華なマンションは一見は完璧なものだった。ハリドが仕事に出掛け、サラが家に1人でいるとどこからか、居るはずのない赤ん坊の泣き声が聞こえてくる。次の瞬間、全身を真っ黒な民族衣装に包まれた何者が現れる...

「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパー監督作品。
詳しいことはわかりませんが、脚本にも製作にも名前はないですし、
アラブ首長国連邦で製作されてるところから考えると、雇われ監督ってことですかね?
正直言って内容には興味無かったのですが、お布施として観させていただきました。

作りは非常にオーソドックスなオカルトですよね。
「ジン」というのは実際にアラブで「精霊や妖怪、魔人など一群の超自然的な生き物の総称」としてある言葉のようです。
とにかく脚本が悪いですよね~
話がわかりにくいし、何か意味のわからんシーンも多いです。
「悪魔のいけにえ」というのは、きっと色んな要素が絡み合って偶然生まれた奇跡の「狂気」だと思うんです。
トビー・フーパー作品は結構観てると思いますし、良い作品もありますが、
正直手放しに素晴らしいと言い切れるのは「悪魔のいけにえ」のみです。
だからトビー・フーパーが純粋に監督としてどれほどの力量があるのかはよくわかりませんが
とにかくトビー・フーパーにもどうにも出来ないくらい脚本が悪いと言い切らせていただきます(笑)

特に何がどうということはありません。
凄くヒドい作品では無いですが、まぁどっかで観たようなありふれたオカルトです。
一点だけ、個人的にお恥ずかしい話なのですが、オチが読めませんでした(笑)
この流れは冷静に考えれば「あいつ」が「そいつ」であるとわかりそうなものなのに
深読みし過ぎて、まったく違う展開を考えていました。
このレベルのオチを見抜けなかったのが恥ずかしいです...

とにかくトビー・フーパーがまた監督できるように、皆さん買うなり借りるなりして下さい!
ウェス・クレイヴンが亡くなりましたが、トビー・フーパーも同年代ですので
元気なうちにもっともっと良いホラー映画を撮って欲しいです!

「殺人の疑惑」・・・(936)

2016-03-12 02:19:09 | 日記
「殺人の疑惑」共犯 BLOOD AND TIES
監督・脚本:クク・ドンソク
出演:ソン・イェジン、キム・ガプス、カン・シニル、イム・ヒョンジュン、イ・ギュハン、他折る
2013年・韓国・95分<レンタル>

<STORY>
15年前の誘拐殺人事件の公訴時効が迫り、警察は情報提供を求めて犯人の声を公開。それを聞いたダウンは、犯人が父親ではないかという疑いを抱く。父親を信じたい一方で、疑念を払いきれないダウンは、父親の過去を調べ始め、明らかになっていく真実に次第に混乱していく...

韓国製サスペンス。
韓国三大未解決事件の一つである「イ・ヒョンホ君誘拐殺人事件」を基にしているそうです。

時効直前の誘拐事件で犯人の肉声が公開され、その声が自分の父親にそっくりだったことから
娘が父親に疑念を抱き、独自で調査を始めていきます。
父親は記者を目指す娘を支え、ひたすら真面目に働いています。
が、出てくる証拠は父親が犯人であると示すものばかり...
と、まぁ基本的にはサスペンスではあるのですが、人間ドラマの部分が大きくて正直そんなに緊迫感は無いです。

「娘を守る」ためならもっと他にもやりようがあったと思います。
特にラストはダメですね~一貫して父親が娘を守ってきた全てがこれで崩壊しますよね。
最後の最後で割りとあっさり何故この事件が起きたか?が明かされますが
そこまでのドラマがイマイチでしたので、オチももうどうでもいい感じですね(笑)

三大未解決事件を扱った作品では「殺人の追憶」という名作がありますが
まぁそれには遠く及ばない作品でした。

「ロード・オブ・セイラム」・・・(935)

2016-03-05 01:05:10 | 日記
「ロード・オブ・セイラム」THE LORDS OF SALEM
監督・脚本:ロブ・ゾンビ
出演:シェリ・ムーン・ゾンビ、ブルース・デイビソン、ジェフリー・ダニエル・フィリップス、ケン・フォリー、パトリシア・クイン、他
2012年・アメリカ・101分<レンタル>

<STORY>
「ロード・オブ・セイラム」と名乗る7人の女性が魔女裁判で死刑を宣告されるが、死の直前に判事に呪いをかけていた。それから数百年後の現代、ラジオ局のDJハイジは、「ザ・ロード」と名乗る何者かから1枚のレコードを受け取る。判事の子孫にあたるハイジは、レコードを再生することで魔女たちの呪いを解き放ってしまう...

ロブ・ゾンビ監督作品。
今回は「魔女」がテーマです。

ロブ・ゾンビの「ホラー好きのメタルミュージシャンが撮りました」的な作品は嫌いではないです。
実際、これまでの作品もまぁそんなに悪くなかったですし
特に「ハロウィン」のリメイクは非常に良かったと思います。

で、前作「ハロウィンII」の時に書いたのですが
とにかく「嫁」(シェリ・ムーン・ゾンビ)をフィーチャーしまくって
何なのかよくわからんことになってきているという感じでした。
そこから何がどうなってこうなってるのかはわかりませんが
今作は魔女裁判・魔女の呪いを描きながらも、
相変わらず「嫁」のPVか!って感じでした(まぁ主役なのでしょうがないんですけど...)

内容がよくわからんって言うか、それこそPVのようなイメージショットの羅列みたいな感じで
本当に「嫁」のPVにしか見えなかったです。
まぁ今回もお得意のマニアックなキャスティングで、
ディー・ウォーレスやケン・フォリーも出てるので良しとします(笑)
とにかく映画としては、ロブ・ゾンビ監督作ではこれまでで最低の出来と言わざるを得ませんね。