家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「ゴッドファーザー・オブ・ゴア」・・・(975)

2016-12-17 16:48:51 | 日記
「ゴッドファーザー・オブ・ゴア」THE GODFATHER OF GORE
監督:フランク・ヘネンロッター
出演:ハーシェル・ゴードン・ルイス、他
2010年・アメリカ・110分<レンタル>

<STORY>
1963年、当時ハリウッドでタブー視されていた直接的な残酷描写を映し出した世界初のスプラッタームービー『血の祝祭日』を監督、スプラッタームービーの礎を作り、
ホラーファンからは“ゴッドファーザー・オブ・ゴア”と愛される映画監督ハーシェル・ゴードン・ルイスの半生と、スプラッタームービーの歴史を記録したドキュメンタリー。

ゴアムービー、スプラッタームービーを生み出したハーシェル・ゴードン・ルイスのドキュメンタリーです。
監督は「バスケット・ケース」のフランク・ヘネンロッター。

私が中3か高1の頃「死霊のはらわた」が公開され、そこから”スプラッタームービー”のブームが起こりました。
その少し後、レンタルビデオの黎明期におそらく権利料が安かったのだと思いますが
B級ホラーがどんどんビデオ化されて、レンタルショップに並びました。
その中で「元祖スプラッタームービーの帝王」と紹介されていたのがH・G・ルイスでした。
「カラー・ミー・ブラッド・レッド」や「2000人の狂人」あたりは当時観ましたね。
まぁ当時でも15年くらいは前の作品なので古臭さは否めませんでしたが、その禍々しさはインパクトありましたね~

このドキュメンタリーを観てみますと、元々はヌーディ映画(裸が出てくるだけのバカ映画)を撮っていて
何か新しいものを作ろうとして、人体破壊や内蔵などのどギツい描写を取り入れた”ゴアムービー”を生み出したようです。
当時の話などを色々聞けて面白いドキュメンタリーではありますし、スプラッターに限らずホラー系の好きな方には観て欲しい作品ですね。
とにかく今作を観て驚いたのは、71年の「ゴア・ゴア・ガールズ」を最後に映画界から身を引いていたこと(ちなみに2002年に「ブラッド・フィースト 血の祝祭日2」で監督復帰しています)
そして、こういうことを言うと非常に失礼ですが、まだご存命だということにも凄く驚きました(笑)


「ザ・レイド GOKUDO」・・・(974)

2016-12-10 02:35:13 | 日記
「ザ・レイド GOKUDO」THE RAID 2: BERANDAL
監督・脚本:ギャレス・エヴァンス
出演:イコ・ウワイス、アリフィン・プトラ、オカ・アンタラ、ティオ・パクサデウォ、松田龍平、遠藤憲一、他
2013年・インドネシア・146分<レンタル>

<STORY>
ギャングとの壮絶な死闘で生き残った新人警官ラマは警察の上層部に命じられ、マフィアの世界に潜入することになる。
組織を上へとたどり、トップで糸を引く悪徳政治家や汚職警官に行き着くために、彼は偽名で刑務所に入り、マフィアのボスの息子であるウチョの信頼を得て組織の一員になる。
やがて父への反抗心から新興のギャングと手を組み、成り上がりを企てるウチョの陰謀に巻き込まれていく...

「ザ・レイド」の続編。
物語は前作の直後から始まります。
ギャングとの死闘を生き延びたラマはギャングからの報復を避ける為、”あの場にはいなかった”という記録改ざんと引き換えに
マフィアへの潜入捜査を命じられます。
と、お話的には特に目新しさはありません。
相変わらずアクションが凄くて、まぁ老齢のジャッキー・チェンがアクションから身を引いて行くのも時の流れだな~と
今作を観ていると痛感させられますね。

前作が2時間弱の時間、ビル内でのアクションの連続だったのに比べ
今作ではマフィアへの潜入のため刑務所に入ったり、日本人ヤクザが絡んで来たりと
物語のスケールが大きくなってる分、時間も約2時間半とかなり長くなってます。
まぁ正直言いまして、コンパクトでアクションをメインいした前作の方が面白いですよね。
今作は物語にも重点を置いたためにやはりテンポは悪くなりましたね。

タイトルに「GOKUDO」と付けられておりますし(邦題ではありますが...)日本人ヤクザが絡んできますが
基本的に日本人ヤクザはそんなに関係ないです。
マフィアのボスと野心的な息子、新興勢力マフィア、そこに潜入捜査の話が絡んできます。
日本人ヤクザは戦争のダシに使われるだけで、今作では実際の戦いには絡んできません。
ただ、もし次作が作られるなら日本人ヤクザも大きく関わってくるのかもな~?と思わせるようなラストでした。

ちなみに主演のイコ・ウワイスは「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」にチョイ役ですが出演してましたね~

「戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪」・・・(973)

2016-12-04 22:39:32 | 日記
「戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪」戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪
監督・脚本:白石晃士
出演:大迫茂生、久保山智夏、水澤紳吾、白石晃士、他
2015年・日本・92分<レンタル>

<STORY>
謎の美女・川野つぐ巳に心を奪われたフリーターの櫻井。彼は何度も彼女の家を訪ねるが、母親に追い返され続けていた。つぐ巳が母親に虐待されていると感じ、櫻井は再び川野家に向かうが...

「コワすぎ!」シリーズの新章「超コワすぎ!」の2作目です。
劇場版でとりあえずの大団円を迎え、仕切り直しと言いますか”パラレルワールド”として描かれる新シリーズ第二弾ですので
まぁまぁマッタリしてます(笑)
毎度お馴染み、白石監督が作品の裏話をする映像特典「コワすぎ!通信」でも語られておりますが
今作はシリーズ初の試みとして、冒頭から何の注釈もなく投稿者からの送られて来た映像が本編の約半分くらい流れます。
確かに今までとは違った印象でしたが、ちょっと途中で”長いな~”と思わないでも無いですし、
工藤Dたちが登場してからエンディングまでが非常に短く感じました。
まぁシリーズを続けて行く為には色んな試みも必要でしょうし、何より監督が色んな実験をしたいと思うのでこういうのもありですが
個人的には、これまでのような構成の方が好きですね。
あと、今作はラブストーリーとなっております。つぐ巳役の桑名里瑛が美人なのでラブストーリーに説得力があって良いですね(笑)

前作で手に入れた狐の尻尾も活躍しますし、AD市川の兄のエピソードも盛り込まれて
この新シリーズもどこに向かって行くのか、これからが楽しみです!