「サボタージュ」・・・（912）

「サボタージュ」SABOTAGE
監督：デビッド・エアー
出演：アーノルド・シュワルツェネッガー、サム・ワーシントン、オリビア・ウィリアムズ、テレンス・ハワード、ジョー・マンガニエロ、ハロルド・ペリノー・ジュニア、マーティン・ドノバン、マックス・マーティーニ、ジョシュ・ホロウェイ、ミレイユ・イーノス、他
2014年・アメリカ・109分＜レンタル＞

＜STORY＞
伝説の捜査官・ジョンが率いるDEA（麻薬取締局）最強の特殊部隊は、麻薬カルテルの制圧に成功する。
だが、やがてジョンの部下たちがひとりずつ何者かに惨殺される事件が発生し...

シュワちゃん主演のサスペンスアクション。

まず、「何故麻薬カルテルから現金を強奪しようと考えたのか？」がわからないんです。
私が見落としてたらすいません（笑）
荒くれ者揃いの特殊部隊といえども一応DEAの局員なんですからお金を盗んだら犯罪ですよ。
現に、ストーリーの何割かは消えた現金の行方について取り調べを受けてるじゃないですか。

あと、これはネタバレになるんで詳しくは書けませんが、
連続殺人がまったく無意味というか、何故殺したのかがイマイチ納得できませんでした。

ラストで一応広げた風呂敷は畳んでるんで整合性がとれてるように見えますが、かなりとっ散らかった作品でしたね。

「るろうに剣心 京都大火編」「るろうに剣心 伝説の最期編」・・・（911）

「るろうに剣心 京都大火編」るろうに剣心 京都大火編
監督：大友啓史
出演：佐藤健、武井咲、青木崇高、蒼井優、大八木凱斗、他
2014年・日本・139分＜レンタル＞

＜STORY＞
かつては「人斬り抜刀斎」と恐れられた緋村剣心は、新時代の訪れとともに穏やかな生活を送っていた。しかし、剣心の後継者として「影の人斬り役」を引き継いだ志々雄真実が、全身に大火傷を負わせた明治政府へ復讐を企てていると知った剣心は、逆羽刀を手にとり、単身で志々雄のいる京都へ向かう...

「るろうに剣心 伝説の最期編」るろうに剣心 伝説の最期編
監督：大友啓史
出演：佐藤健、武井咲、青木崇高、蒼井優、大八木凱斗、他
2014年・日本・135分＜レンタル＞

＜STORY＞
日本征服を狙う志々雄真実を止めようと戦う緋村剣心だが、志々雄配下の瀬田宗次郎に逆刃刀を折られてしまう。かつてない窮地に立たされた剣心は、志々雄一派に打ち勝つため、自ら壮絶な道を選ぶ...

人気漫画「るろうに剣心」の実写劇場版2作目・3作目。
一応別々の作品ですが、中身は完全に前後編ですので一緒に書きます。

私はこの実写シリーズを原作漫画もアニメも一切見たこと無い状態で観ております。
1作目の実写劇場版はとにかく佐藤健演じる剣心の「ござる」というセリフが気になって（笑）
正直”なんだかな～”って感じでした。
で、今作ですが、慣れたというのもあるのでしょうけど「ござる」に対する違和感はかなり減りました。
佐藤健がなかなか良い味だしてまして、特に前半は面白く観れました。

ただ、後半からダレます。
まぁ実際のロードショーは公開時期が違うので
DVDで2作続けて観るのとは感じ方も違うのでしょうけど
これはちょっと誤算でしたね～
前半が結構良いとこで終わりまして、後半を楽しみに観たのですが
師匠の下で再び修行するってくだりは個人的には不要に思います。
もちろん原作があるものですから、大幅な変更も難しいだろうし、
ドラゴンボールじゃ無いのでいきなりパワーアップさせるわけにもいかないだろうし（笑）
”修行によってより強くなった”という描写は必要だったんでしょうね。
それはわかるのですが、余計なものを全て削ぎ落としたら2時間半くらいの1本の作品に出来たのでは無いでしょうか？
それとも2本に分けて収入2倍を狙ったのでしょうか？（笑）
とにかく独立した作品では無く完全に2本で1本ですから、
そういう意味ではわざわざ2本に分けてスピード感・緊張感を殺してしまう意味がわかりません。
前半の面白さに比べて、後半は途中で止めたくなりました。

あとセットの「箱庭感」が半端無いですね。
いかにも「セットで撮ってますよ！」っていうのが丸わかりでちょっと冷めます。
一応時代劇ですから、オールロケも難しかったのでしょうけど
全体的にスケールの小ささは拭いきれなかったと思います。

近々テレビでやるみたいですが、京都大火編だけ観て後半は観ないっていうのが
一番正しい見方では無いかと思ったりします（笑）

これからを考える

拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今や劇場にはまったく行かない状態なので
とても「映画ファン」と胸を張って言える感じではありませんが
それでもやっぱり映画が好きです。
そんな私の一つの人生のモチベーションが「ホームシアター」です。
最近は大画面テレビが安価に手に入るようになってきましたが
それでもまぁ普通に購入できる範囲で言えば40インチ前後が限界かと思います。
プロジェクターは更なる大画面を更なる安価で叶えてくれる
映画好きにとっては本当に魔法の箱であります。

で、本題ですが（笑）愛用の液晶プロジェクター「Panasonic TH-AE500」が壊れてしまいました...
最近少し調子が悪くなってきてたのですが、昨夜電源を入れてもまったく画面が映らなくなってしまいました。
おそらくランプが何らかの理由で切れてしまったのだとは思いますが
ランプも安くは無いので気軽に買えませんし、修理の見積もりも有料のようなのでちょっと考え中です。

以前使っていた「TH-AE100」は新品で購入し、約9年でランプ交換になったのですが
ランプが高価なため、オークションでAE500を購入しました。
過去のブログを見返してみると、このAE500も約6年使用してますので
ランプの寿命はまだ先でしたが、まぁ故障もやむ無しかな～とも思っております。

で、修理か新規購入かを現在考え中ではあるのですが、とりあえず色々物色しております。
まず修理ですが、とりあえず見積もりで1080円がかかるそうです（修理した場合は見積もり料は無料）。
間違いなくランプはアウトなので純正なら3万円ほどかかると思います。
ただ、AE500用のランプは製造中止になってるようなので実際のところどうなるのかは定かではありません。
買い替えってことになりますと、安くて評判の良いもので考えると「EPSON EH-TW530」が一番良いようです。
が、当然すぐにお金は用意できませんし（約6万円）、
大きな問題としましてはこのEH-TW530にはHDMI端子かコンポジットかS端子しか無いんです。
現在使用しているDVDプレーヤーは古いタイプなのでHDMI端子はありません。
今はコンポーネント接続でプログレッシブ出力で観ておりますので、S端子で繋ぐしかなくなります。
プレーヤーごと買い換えてブルーレイ環境に移行するのもありですが、
当然お金の面でのハードルが更に上がりますし、使用に何の支障もないDVDプレーヤーを処分するのも気が引けます。
ちなみに14年使ってますが、故障どころか不調の兆しもありません（笑）。
で、とりあえずはヤフオクでコンポーネント端子のあるプロジェクターを安く落札して、
お金が貯まるまで何とかしのごうかと考えております。

今回プロジェクターが故障して初めて知ったのですが、
ほとんどのメーカーがプロジェクター事業から撤退してるんですね...
手軽にホームシアターを楽しむには、ほぼEPSON一択って感じですね。
今はまだ6万円くらいで買える価格設定だからいいですけど、
これが高級志向になって「プロジェクターは一部趣味人のもの」みたいになってしまうのが怖いです。
一昔前から考えると、現在の性能で6万円くらいなら納得のいく価格設定ですが
どうせ売れないなら高画質の高級機のみを販売、みたいになってしまうと本当に困ります。

とりあえずオークションでそこそこの機種がそこそこの値段で買えれば嬉しいんですけどね～

「パニッシュメント・ゲーム」・・・（910）

「パニッシュメント・ゲーム」THE GAUNTLET/GAME OF ASSASSINS
監督：マット・エスカンダリ
出演：ウォーレン・コール、バイ・リン、ジェイミー・レイ・ニューマン、ダスティン・ヌエン、他
2013年・アメリカ・85分＜レンタル＞

＜STORY＞
洞窟の中で目覚めたデイビッド。周りには大量の死体があり、ここまで来た記憶もなく、理由も分からない5人は出口を探すべく不気味な道を進んでいくがそこには多くの仕掛けが待ち構えていた。初めは全員で洞窟からの脱出を試みようとするが、やがてそれぞれの隠された過去が明らかになり...

う～ん...何これ？（笑）
謎解きと脱出と殺し合い...
近年流行ったソリッド・シチュエーション・ホラー的な何かを作ろうとしたんでしょうけど
空回りしてる感じです。
しかもラストでネタばらしがありますが、それがまた何これ？感がハンパ無いです。

世界各国で数々の映画賞にて多くの賞を受賞!とのことですが
きっとどれも”村祭りの相撲大会で優勝”レベルなんだと思います（笑）
まぁとにかく観ないで下さい。つまらないです。

「クロニクル」・・・（909）

「クロニクル」CHRONICLOE
監督：ジョシュ・トランク
出演：デイン・デハーン、アレックス・ラッセル、マイケル・B・ジョーダン、アシュリー・ヒンショウ、マイケル・ケリー、他
2012年・アメリカ・85分＜レンタル＞

＜STORY＞
ある日突然手に入れた特殊な能力を使ってイタズラを重ねる平凡な高校生３人組が、
いつしかその強大な力に自ら振り回され、思いもよらぬ事態を引き起こしていく...

P.O.Vを取り入れた青春SFアクション。
これも確か「TSUTAYAだけ」だったはずです。

突然超能力を手に入れた三人の少年。
その内の一人が暴走し、最終的に超能力戦に発展していきます。
大友克洋の「AKIRA」や「童夢」を実写化したかのような作品ですが
実際、監督のジョシュ・トランクは大ファンだとのこと...

ストーリーらしいストーリーも無いですし
時間も短い小品ではありますが
”「AKIRA」や「童夢」の実写化は可能なんだ”と思わせられる
デモンストレーションムービーとして見ればなかなか夢があります。

本当に「AKIRA」を簡素化したようなあっさりした作品ではありますが、
ラストの超能力戦はなかなか見ごたえありますし
これはこれで悪くないですよ。
将来的に「AKIRA」や「童夢」を実写化していただきたいですね～