家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「キラー・スナイパー」・・・(943)

2016-04-30 23:19:52 | 日記
「キラー・スナイパー」KILLER JOE
監督:ウィリアム・フリードキン
出演:マシュー・マコノヒー、エミール・ハーシュ、ジュノー・テンプル、他
2011年・アメリカ・102分<レンタル>

<STORY>
麻薬密売組織からの借金が返済できずに追われる身となった男が、保険金殺人に手を染めようとするが...

「エクソシスト」「フレンチ・コネクション」のウィリアム・フリードキン作品。
原作は戯曲とのことで、確かに舞台劇っぽい感じはありますね。
とりあえずウィリアム・フリードキンの名前で借りてみましたが
どうでしょうね~個人的にはちょっと微妙でした。

低所得で学もないアメリカの白人世帯のことを「ホワイトトラッシュ」と呼ぶようですが
まさにそんなバカとキ○ガイしか出てこないような作品です。
ですので、感情移入の出来るキャラクターがいないんですよね~
主人公(かな?)の妹、ドティがまぁ何とか善に近い立ち位置にいるキャラですが
キャラ設定がちょっと微妙で(ちょいメンヘルな感じ)感情移入まではちょっと出来ないんですよね。
きっと狙いではあると思うのですが、全体的な雰囲気が個人的にちょっと不快でした。

保険金のために殺し屋を雇う。が、保険金の受取人はまったくの他人だった...
という感じで、なかなかサスペンス・ミステリーとして面白そうな話なんですけど
出てくるのがとにかくバカばかりで(笑)思ってたような流れにはならなかったです。
ラストも、改めて考えるとそう悪くはないものだとは思うのですが
最初に見たときは唐突であっけない感じでしたので、イマイチ感が増しました。
私はそんなに面白くは無かったですが
ネットでの評判もそんなに悪くないですし、好きな人は結構好きなのかも知れませんね。

ちなみに「キラー」は出てきますが「スナイパー」は出てきません。
スナイパーってタイトルが付いてるのに、スナイパーは出てこないし、狙撃の場面も無いって問題なんじゃないですかね?
こういういい加減な邦題の付け方は本当に腹が立ちます。

「ROT/ロット 惨劇の同窓会」・・・(942)

2016-04-23 11:58:29 | 日記
「ROT/ロット 惨劇の同窓会」ROT: REUNION OF TERROR
監督:マイケル・ホフマン・Jr
出演:モニーク・バラハス、ジョン・シュムスキー、クリスチャン・アンダーソン、ノーリ・ジル・フィリップス、L・J・グリーン、他
2008年・アメリカ・80分<レンタル>

<STORY>
キャンプ中のレズビアン・カップルが惨殺される事件が発生。
時同じく、近くの山小屋で10年ぶりの同窓会を開いていた6人の男女。
久しぶりの再会を楽しんでいた彼らだったが、一人、また一人と残忍な手口で殺されていく…
果たして犯人は誰なのか?

B級、もしくはそれ以下の(笑)ホラー作品をリリースしている“Dark Rabbit”レーベルの作品です。
ゲオなんかでよく見かけるのですが、もしかしたらこのレーベルの作品を観るのは初かも知れません。
まぁとりあえずネット上では評判悪いですね(笑)昔のアルバトロスみたいです。

今日はなんとなく、出来の如何を問わず”ホラー映画らしいホラー映画”を観たかったので今作を選びました。
そういう意味では非常にホラー映画らしい作品ではあります。
80年代を彷彿とさせるようなオーソドックスなスラッシャーものです。

出来は正直言って学生映画のレベルで、C級D級ホラーの域を出ません。
まぁゴミホラーですが、奇を衒ってないだけ好感は持てますね。
逆に言うと、奇を衒わないからただつまらないだけの作品になったとも言えますが(笑)
一つ難点は、唯一ひねりを見せた”殺人の動機”ですが
低予算ゴミホラーのくせに動機だけがやたらにヘヴィなんです。
ホラーと言えばホラーですが、そんなラストでいいの?と言いたくなる終わり方をしてます。

とにかく、今後は“Dark Rabbit”レーベルには気をつけます(笑)

「ゴートゥーヘル」・・・(941)

2016-04-16 18:23:33 | 日記
「ゴートゥーヘル」GIVE 'EM HELL MALONE
監督:ラッセル・マルケイ
出演:トーマス・ジェーン、ヴィング・レイムス、エルサ・パタキ、フレンチ・スチュワート、リーランド・オーサー、他
2009年・アメリカ・96分<レンタル>

<STORY>
私立探偵マローンはホテルの一室からスーツケースを奪う仕事を引き受けたが、ホテルには殺し屋が大勢いて、彼らに襲われるはめに。それでもなんとかケースを奪うのに成功するが、仕事を依頼してきた謎の美女エヴリンがその目前で兄を殺される事態に遭遇するなど、ケースには何か大きな秘密が隠されていた...

おなじみの「TSUTAYAだけ」です(笑)
(笑)とか書いてますが、「TSUTAYAだけ」作品を結構観てる私自身が(笑)ですね...

ライトタッチなハードボイルドですが、作品よりも監督の「ラッセル・マルケイ」の名前で借りました。
特にファンというわけでは無いんですけど、今のように多くの情報が無い時代に
「レイザーバック」を引っさげてホラー界に現れた俊英が最近どんな作品を撮ってるのか観てみたかったんです。

作品としては、本当に”ライトなハードボイルド”です。それ以上でも以下でもない感じですね。
コメディ色がちょっと強すぎるかな~?とは思いますが、雰囲気は悪くないです。
ただ、話が一ひねり二ひねりしていてちょっとわかりにくいです。
悪い作品では無いですが、特に褒めるようなところも無いですね...
続きがあるようですが、2016年4月現在、続編が製作されたという情報は無いようです。

まぁ大体2009年の作品がDVDスルーでリリースまで4年かかってるということを考えると
その出来は推して知るべしってことかも知れませんね...

「かくれんぼ」・・・(940)

2016-04-09 01:37:27 | 日記
「かくれんぼ」HIDE AND SEEK
監督・脚本:ホ・ジョン
出演:ソン・ヒョンジュ、チョン・ミソン、ムン・ジョンヒ、他
2013年・韓国・108分<レンタル>

<STORY>
喫茶店を経営をしているソンスは妻と2人の子供に囲まれ、不自由なく生活していた。そんな彼の元に、長い間音信が途絶えていた兄から消息が届く。郊外にある老朽化した団地で暮らしていた兄だったが、突然姿を消したという。墓参りの帰りに、団地を訪れたソンスだったが、兄が暮らしていた部屋はどこか様子がおかしい。やがて車の中でソンスの戻りを待っていた子供たちが近所に住む精神薄弱の男に襲われるという事件が起きる。それを救ったのは兄と同じ階に住む中年女性だったが、その出来事はソンス一家を襲う不条理な恐怖の始まりに過ぎなかった...

韓国製スリラー。
はっきり言いましょう。怖いです!もうホラーの領域です。
ぜひ観てください!と、言いたいところですが、怖いので観なくていいです(笑)
それくらい本当にイヤ~な怖さです。

あまり書くとネタバレになるので書きません。
先入観無しで観ていただきたいです。
観なきゃ良かった...と思うタイプの後味の悪い怖さです。

とにかくオススメです!イヤ~な気分になってください!(笑)

休刊

2016-04-05 13:11:56 | 日記
いつも拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

なかなか劇場に行く暇も金もなく、最近はずっとレンタルがメインになっていたのですが
その際に参考にしていたリリース情報誌「DVD&ブルーレイVISION」が休刊になりました。
元々は「ビデオでーた」(現在の「DVD&ブルーレイでーた」)を創刊から買っておりましたが
何年か前に遂に500円を越えまして、その時にDVD付きで480円の「DVD&ブルーレイVISION」に乗り換えました。
しかも定期購読すれば半額で、1冊240円だったので本当にお得でした。
が、残念ながら2016年4月号で休刊になってしまいましたので、今後はネットの情報とレンタル店で確認して借りようと思います。
ちなみに「DVD&ブルーレイでーた」に戻るほどの財力はありません(笑)

最近は出版不況で本は売れないと聞きます。
実際私も本・雑誌を買う事はほとんど無くなりました。
私自身、出版とそう遠く無い仕事をしておりますので紙媒体の衰退を身をもって感じております。
今回は一つの雑誌が休刊したという話ではありますが、ひいては出版業界の衰退であり
さらに言えば世の中がまだまだ不況だということを改めて痛感した次第であります。
色んな意味で本当に悲しく残念に思います。