インテリアの書

文字を「書く」のではなく「表現」する

10年と7か月ぶりの投稿ですが

2023年07月22日 | インテリアの書
10年と7か月ぶりの投稿 
誰も見ていないと思いますが(笑)

gooのブログが記事を更新しないと
編集できなくなります~とお知らせがきたので、久々に開いてみました。

インテリアの書の教室は、メンバーの方が遠くに引っ越されたり、
わたしの母が闘病生活に入ったりしたため、残念ながら閉室。

その後も個人的に個展やグループ展、音楽とのコラボライブを行ったり
ゆるりと活動を続けています。

今はFacebook、Instagramでの投稿が多いのですが、
またこちらでも時々記録として投稿していけたらと思ったりしています。

画像は過去作品ですが。
「日々是好日」
半紙半分サイズに書いたものを、自分で裏打ちして
木製パネルに貼りこんでいます。

このサイズなら、裏打ちも貼りこみもむずかしくないです



文字遊び 「馬」

2013年12月20日 | インテリアの書
                       (半紙)

またまた超久々の更新となってしまいまして~

11月は高知での書TENに参加、12月の富山で器の藤澤重夫さんとの二人展と続き、
体力気力勝負の日々がようやく落ち着いたと思ったら、もう年の瀬。

例年のことながら大掃除はほぼ諦め、なんとか年賀状を年内に仕上げたいと思うのですが

研究会は変わらず月2回、少人数ながら集まっては楽しんでおります。

前回は、灯り教室に参加下さった方2名が見学にお越し下さり、
1月からお越し下さるとのこと、お仲間が増えるというのはうれしいことです

さてと。
研究会で書いた来年の干支の「馬」、
そして空間の見つけ方の話から、「午」と「馬」の甲骨文を
1枚の中に書いたものを、備忘録に。それぞれ半紙です。

初めは強い線で、だんだん筆を細くして、最後は宇宙人みたいになったけど。






 







 


たった2つの文字を、同じ既定の紙の中で、どれだけ違う表情、世界を探せるか、
その作業をするのには、何が必要で何がいらないものなのか。

インテリアの書の研究会では、誰かと競う書ではなく、
その人らしい線、空間、世界を見つけるお手伝いができたらと思っております。

書は人なり、とは言いますが、公募展では封印されてしまう本来の個性を
自由な発想、それを認め合える仲間と一緒に探してみませんか?
書を通して、心も解放できたらなぁと思っています。

いつでも見学自由です。
お気軽にコメント欄から、あるいはone-shoart★mail.goo.ne.jpにメールでお問い合わせください。
(★は@に変えてください)

このメールアドレスは3月までとのことなので、以降は別のアドレスご案内します。


今年も残り少なくなりましたが、皆さまどうぞお元気によいお年をお迎えくださいませ。

1月の研究会は、16日と30日、午後1:30~ 町田市せりがや会館です。






キャンドルの「灯り」を楽しむ

2013年10月19日 | インテリアの書

今日は、17日に開催した「灯り」のワークショップのレポートをば。

カットの入ったガラスコップに、ロウソクを入れた灯りを作りました。
半紙に文字や絵を書くのですが、サンプルで持っていった蝋燭で描いたものがやりたいとのことで。

蝋をとかして筆をピシャって振ると、思いがけない模様に。
蝋が固まったら顔彩で思い思いに彩色。



山の景色、花、運針の模様などなどそれぞれにイメージされて。
アップにすると、蝋の勢いある線と色模様がなかなかステキでしょ

他に金文の「楽」「遊」や行雲流水と書いたり~と、一気にご紹介します。



蝋燭なのでつけっぱなしは禁物ですが、秋の夜長の団欒の時にでもご家族で
やわらかな灯りを、そして何より、自分で作った灯りを楽しんで頂けたら嬉しいです。

皆さまとても個性的な方ばかりで、あっという間に完成~で、記念写真。



せっかくだから、カーテンをあけて記念写真も。


ご参加下さった皆さま、ありがとうございました

そして、この日はサポート隊としてお世話になったUさん、Kさん、ありがとうございました

次回は、サンプルに作った灯りをご紹介しま~す。




「灯り」のワークショップ開催のお知らせ

2013年10月04日 | インテリアの書
                          上:「山」  下:「林」
                      これは市販の照明器具の和紙を張替えて制作


10月に入ったというのに、今日はまた蒸し暑い1日でしたね。

それでも、いつの間にか日が落ちるのが早くなり、
私にとっては、夜、ベランダで猫たちと虫の声を聞きながら
秋の風を感じるのが楽しみな季節になってきました。

秋といえば食欲の秋、芸術の秋。他にも読書の秋、実りの秋、スポーツの秋・・
夜が長くなった分、それぞれにゆったりと流れる時間を楽しみたいものですね。

そこで、今回は秋の夜長を楽しむ手作りの「灯り」をご紹介します。
まずは、このインテリアの書の会のメンバーの方の作品から。


こちらは100均の提灯を使って~のUさんの作品


いろはを書かれたKさんの作品2点↑↓





そして、今までに作った私の灯りたち。


これも100均の素朴な簾のようなものを3枚繫いで三角形にして。


古民具の糸巻きを和紙で囲って。


市販の照明器具の和紙の部分を剥がして制作。


枝を三角に組んで和紙で囲って。



さてさて、いかがでしょう 
どれもそうむずかしいものではないのでして。
むむむむ~って、作ってみたくなりませんか?


 ということで~
インテリアの書の会で、簡単に作れる灯りのワークショップを開催します 
当日は、ガラスの器とキャンドルを使って、卓上で楽しめる灯りを作ります。


  日時:平成25年10月17日(木) 13:00~15:00

  場所:レンタルスペース町田   ←地図クリックで拡大

  参加費:500円(材料費込) 

    
当日は材料・道具はご用意しますので、手ぶらでお越し下さい。

   ただ、材料等の準備がありますので、必ず事前に(10/15迄に)お申し込みをお願いします。


 お申し込み、お問合せは 

 ①コメント欄から~非公開にしていましたがうまく送信できないとの問合せがありましたので
          そのまま送信となります。

 ②または右側のバーの2段目「メッセージを送る」から~

 ③あるいは one-shoart☆mail.goo.ne.jp までお気軽にどうぞ~
  (アドレスの☆を@に変えてください) 

 どちらの場合でも、ご連絡先のアドレス等をご記入くださいませ。



お時間ありましたら、お誘い合わせの上 ぜひご参加くださいませ~ 
お待ちいたしております。


こちらもよろしければ~沙於里のもうひとつのブログ →心の免疫力~書とことばから

課外授業

2013年09月26日 | インテリアの書
                      「月」                       「楽」                    

えっと、今回は~
先週、世田谷区のクリニック内にあるデイケアでワークショップの機会を頂きまして
その時の模様をば。

7月に「笑」の文字を書くワークショップをやらせて頂いて~と、インテリアの書のメンバーにお話したら
一緒に行ってみたい!ということになり、今回は4人でお邪魔をば。

この日は「楽」の文字をということで、それぞれに「楽」の作品を持参してご紹介。
Aさんは、カレンダーにして。



Kさんは、ご自分でダンボールに古布で覆い、「楽」の文字を書いた紙は
糊を刷毛でもって貼り込んだ屏風を。


撮影は、帰りの電車の中で
Uさんは電車の席が遠くて写真撮れなかったので、また次回にでも~。


「楽」の文字は、古くは白の両脇に幺を書く「樂」もあり、
その字源は、木に鈴をつけた、祭礼用の楽器の象形(白川静)と説明をば。

でもね、書き始めたらそんな話はどこかへ吹っ飛んで 



この日は十五夜、折り紙でお団子を折って来られた右の方が、こんなのどう?と。

丸い「月」の字をイメージしたんですけどね、点がね、縦に2つ並べたら
豚の鼻みたいになっちゃったわね~って、ご愛嬌 



白い紙に、初めの一筆を入れるまでが、ちょっとした勇気がいるようで
手を添えたり、声をかけることで、緊張が笑顔に変わる瞬間。

ほんとはそれぞれのお名前の消しゴムハンコを作りたいところだけど
人数が多いので、こんなの作って行きまして↓ 中に自分の名前を書いて頂き。




私自身が嬉しかったことは、前回お話ができなくて、
今回もなかなか意思疎通ができずにいたFさんが、力強い線で「月」を書いて下さったこと。
↑の一番最初の写真。

右手がご不自由で、左手でじっくり紙に食い込ませながら書く線に、
Fさんの何か強い思いみたいなのが、ビンビン伝わってきて
私だけじゃなく、周りにいた人も息を飲んで見守っていたのでした。

右は、車椅子に乗ったまま、リハビリを終えたゆきえさんの作品。
もうこれは、「楽」による抽象作品なのだ~。

最後に自分の作品と記念写真 






文字はきっかけに過ぎないわけで、その時その瞬間に
湧き出るもの、導かれるもの、滲み出るもの、それを形に残す作業の
お手伝いができたらと思うのでして 

私は、前衛書という世界に身を置いていた時期があって、
初めは何がなんだか、いいんだかもわからなかったけれど、
自分でも知らない自分に出会えたり、いいなぁと思える世界が広がったような気がします


「インテリアの書」として去年スタートした会ですが、自分たちの作品制作を楽しみつつ
その楽しさや感激を誰かに伝える方法も、探って行けたらと思っています。

小さな夢ではありますが、一歩一歩、形にしていけたらいいなぁ 


こちらもよろしければ~ 心の免疫力~書とことばから