インテリアの書

文字を「書く」のではなく「表現」する

体験教室 レポート

2012年07月26日 | インテリアの書
           
 
今日は、朝から猛烈な暑さの中、「インテリアの書」の体験教室。

いつもより早起きをして余裕で向かうはずが、朝から猫さまのご機嫌が悪くバタバタと
その上、初めての教室で、珍しく?緊張し過ぎて、あたふたスタート。。
お話しようと思っていたこともすっかり真っ白にぶっ飛んで、
もう・・冷や汗、油汗だらだらでした 


地元タウン誌の ショッパー を見て来て下さった方や、
先日の 横浜での絵手紙教室 にもご参加下さったUさん、
以前絵手紙教室にいらしていたOさん・・・計8名がご参加下さいました~

最初に半紙1/4に、何枚も「楽」や「悲」「笑」「風」という文字を。
楽という漢字を書くのではなく、楽しい♪ってことばにしながら
どんな「楽しい」を書きたいのか、自分の中の自分と会話しながら。
まずは書けたら、それぞれに私なりにアドバイスなぞを。

そして、今日は時間がないので、裏打ちしなくてすむハガキに本番。
皆さまの今日の傑作作品です。

 
「笑」は、ほんとに微笑んでるみたいでしょ♪ 雅印がほっぺが赤くなってるみたい
「楽」は、何かに興味深々の表情に見えたり
「風」(左)は、唯一男性の方の作品。最筆を風がそよいでいるように・・・で表現。
「風」(右)は、木の陰からふ~っと、優しく吹いてるような風を感じて。


 
左上の「楽」は、は~い!って手を上げた明るい印象
右上の「楽」は、終筆に動きがあることで生き生きと感じ
左下の「笑」は、やさしく見守っているような
右下の「楽」は、笑い過ぎてちょっと脱力してるような。

ハガキは、100円ショップで買ってきた、竹のランチョンマットにちょっと工作して貼り込み、完成。
雅印は、また私がその場で消しゴムで、ちゃっちゃと彫ったので、たいしたものではござんせんが 

今日はほんとにバタバタで、写真を撮ってる余裕がなくて作品全体像のちゃんとした写真がないのが残念。
完成品は、皆さまの記念写真のような感じです。

今日は黒の台紙でしたが、作品によって色を変えたり布にしてみたりと、可能性はまだまだ広がります。

・・・と言っても、たぶん、なかなか書くのも難しいのでして。
どうしても紙面の真ん中に、清く正しく書いてしまうというか。

う~ん。やっぱり古典を学ぶ書の道も果てしない旅だけど、
こんな遊びのように見える作品作りも、学ぶことはたくさんあるのでして。

たとえば、誰かが書いた作品をじーっと眺めながら、どれだけ、ことばが出てくるか、それも感じる練習。

線は確かなものでありながら、造形としてどうはずしていくか、
与えられた空間の中で文字と余白が響き合い、「感じる作品」が書けるように
一緒に勉強していきたいと思っています 


8月からの教室は、予定していた第2・4木曜日の10時~12時改め、
第1・3木曜日の午後1時半~3時半に変更になりました。
初回は来週8月1日から。

8月・9月、そして10月・11月・12月で、その後は3ヵ月ごとを1クールとします。
カリキュラムは、木簡、甲骨、造像を中心とした臨書をしながら、
額装、パネル、軸装、照明、のれんなどの作品を、自分で工作して仕上げます。

一見お遊びのようだけど、私としては・・じっくりと書の線を学びつつ
一緒に、表現するということと向き合っていけたらと思っています 

どうぞよろしくお願いいたします。

興味のある方は、コメント欄かこちらまで
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インテリアの書 明日体験教室あります ♪

2012年07月25日 | インテリアの書
               金沢在住の陶芸家 藤澤重夫さん 宅&撮影も


2年前、石川県の 加賀棒茶さん にある実生ギャラリーで
藤澤さんと人形作家の小川静代さんとの三人展に出品した六曲屏風の部分。

于武陵の有名な詩。
『勘君金屈巵 満酌不須辭 花發多風雨 人生足別離』


その時のがこれ↓ この骨董品の屏風の話は こちらへ←お越しやす 




今は、藤澤さんのご自宅に住まわせて頂いております 



お住まいは古民家。
なかなか都会では、こういう空間はないのですが、
いつか・・二曲屏風くらいなら、製作するのも、インテリアとして置くのも
楽しめるのでは~と思います。

さて、まずは明日開催の体験教室から、是非遊びにいらしてくださいませ。


 詳細はここをクリック→体験教室
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文字に別な命を

2012年07月22日 | インテリアの書
                           「凛」


半紙に書いてA3サイズのパネルに貼りこんだ作品。

凛(りん)とは、きびしくひきしまっているさま。

私の中の「凛」は、厳しい寒さの中のものではなく、
しっかり前を向いて、勇ましくりりしく歩くさま。

その緊張感と、その懐の奥にある大らかさみたいなのを思って書きました。

そんなわけで、色は明るい黄色と。
筆は、弾力があって少し硬めのもの。
にすいは、跳ね上げる勢いを出したくて紙からはみ出す位、下の位置から。

文字は、悲しいかな、それぞれに意味やイメージを背負っているのだけど、
文字に、自分なりの命を吹きかけてあげれらたら・・って思っています。

そんな作品作りを、ご一緒にいかがですか?

ちょっとやってみようかな~って思って頂けたら、まずは体験教室に遊びにいらして下さいませ。
まだまだ参加者募集中です 


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体験教室参加者 募集中♪

2012年07月21日 | インテリアの書
                          「楽」


ステキ写真を撮ってる 友人 が、ご自宅で撮ってくれた「楽」。 ありがと~ 


「楽」がのびのびと背伸びしてるみたいって、言ってもらえて、うれしや 

文字は、それ自体で意味やイメージを纏っていて。
「楽」という文字は、もうそれだけで、響きも印象もよく
一字の作品としては書きやすいし、見る人にも心地いいような 

これは、半紙半分に書いて、自分で裏打ちをし、木枠のパネルに貼り込んだ作品。

裏打ちの際、霧吹きをかけるので、墨が滲まないよう書いた後、数日置きます。
表面的には乾いたかなと思っても、結構滲むのでして。
急ぎの時は滲まないようなスプレーもありますが、多少テカリが出るのでね・・。

そして、作品に合うデザインや色合わせを考えて、木枠に和紙を貼って仕上げます。

リビングや玄関の空間に、季節によってとか、その時一番自分の心に響く文字とかを
ちょこんと置いてみるだけで、元気や嬉しい!を運んでくれたらなぁって思います 

インテリアの書は書道ではないので、筆を持つのは小学校以来という方でも大丈夫。
「決まりごと」も、「正しい」もないのです。

ちょっとやってみようかな~って思って頂けたら、まずは体験教室に遊びにいらして下さいませ。
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人生も書も、それぞれで

2012年07月17日 | インテリアの書
              六曲屏風作品の一部。  文字は漢詩の部分 「人」 by 沙於里
              金沢在住の陶芸家 藤澤重夫さん 宅 & 撮影も


楷書、行草、かななど名筆と呼ばれている古典はたくさんあります。

「書道」は、その一つ一つを臨書(まずは形を模倣していくという学び方)していく
地味で終わりも答えもない作業の連続です。

そう考えると、書の道は、言ってみれば、人生に似ているなぁって 

人生には、辛い日もあれば、嬉しい日もあったり
叫びたい日があったり、何かを伝えたいって思うこともあったり。

だから、日々の暮らしと同じように、できることならば毎日の臨書をしながら、
その時その瞬間の、心に浮かぶことばや思いを表現していけらたと思うのです。

それぞれの人生があるように、書もそれぞれでいい。
人生の目的がそれぞれであるように、書の目的もそれぞれでいい 

そんな風に思えたら、整った文字だけが書ではないし、
それよりも、いつか自分らしい書が書けたら、しあわせって思うのです。


7月26日の体験教室では、夏を涼しく演出する簾を使ったはがき作品を
作ろうと思っています。

 教室の詳細はこちら→ここをクリック

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