インテリアの書

文字を「書く」のではなく「表現」する

教室 第1回目 甲骨文を書く

2012年08月10日 | インテリアの書
                     Uさんの作品


8月2日から始まった、新しい教室「インテリアの書」の第1回目は、『甲骨文を書く』でした。

甲骨文は、主に牛の肩甲骨に刻された文字で、中国最古の文字。
刃で掘られているので、その線は直線的で小気味よく、ピリッとした切れがあり。

まずは、この甲骨文字を書き込んでいくことで、線の鍛錬をばと思い。
原本と参考に書いてみたもの↓





この日参加の皆さまは、甲骨文は初めてということでしたが、黙々と臨書。

そして、では、これを作品にしてみませうということで、
それぞれの方をイメージして参考に書いてみました。

最初の作品は、先日の絵手紙教室 でも力強い作品を描かれていたUさんの。
乾筆の感じといい、全体の造形もバランスよく、迫ってくるものがありますね 

そして、半紙を縦にして、品よく都会的な感じに書かれたのはTさん。
迷いのない線は、見ていても気持ちがよかです 




こちらは左利きのKさん。
書いているときは無心になれて、気持ちがいいとおっしゃっていて 




私も左手で書いてみたけど、改めてなるほど・・と思うとこもあり。
半紙を横に、文字も横一列に。雅印の位置は、「卯」の横では
窮屈かなと思って、このあたりに。

そして、ハーブティのイメージ(私の勝手な印象)のAさんの作品。
半紙の真ん中に文字を集めて、全体を丸っこくかわいらしく 




同じ題材、同じ半紙でも、それぞれの個性を感じて頂けましたでせうか。
いえいえ、まだまだこれから、一緒に知らない自分を探しに、まいりませう 

次回はお盆に重なるので、8月30日に変更になりました。

ちいと、夏バテぎみだったので、更新が遅れてすみませんでした。。
また次回を楽しみにいたしております 


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