富田林百景+ 「とんだばやし」とその周辺の魅力を発信!「ええとこ富田林」

大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

奥の谷のホタル2024

2024年06月14日 | ホタル

富田林市彼方、滝谷の奥の谷。多くの自然が残る里山。

猪、狸、兎、鹿、イタチ、ムササビ、フクロウ、ノスリ、オオルリ、カヤネズミなど自然の生き物の宝庫。住んでいないのはヒト。電気、水道、ガス不完備。

ここはもともと谷筋は田んぼ、東側の斜面はミカン畑であったそうです。その後杉・桧が植林されたようです、

 

府道202号の谷からほぼ平行に南北の谷、西から奥の谷(彼方)、「南原」の谷(元滝谷不動があったと思われる谷)(彼方)、中佐備墓地の谷(佐備のミカン畑に至る)(佐備)があります。

 

2024年6月5日 20:08 奥の谷

百景有志数名は奥の谷のホタル出現状況の調査に向かいました。ここは2021年の調査で4種類のホタルが現認されています。

 

ゲンジボタル

街灯がなく真っ黒。月明かりだけ。逆にホタル観察には最適です。

 

ヘイケボタル

ここは河内ふるさとの道で龍泉寺や嶽山に至ります。道は軽四輪が通るのがやっとですが、舗装されています。今年は道の横の水路を中心にヘイケホタルが多いようです。

 

ヘイケホタル

8時過ぎが一番飛んでいて、遅い時間になると木々の葉っぱや草むらにいる場合が多くなります。

 

ゲンジボタル

ゲンジボタルはヘイケボタルより一回り大きいのですが、「パッと見」区別がつかないことがあります。

 

ほたる2

〈大牟田市役所HPより〉

これらのホタルはその大きさでも見分けられますが、背面前胸の模様で確実に見分けることができます。

ゲンジボタルは、背面前胸に黒い十字型の模様があります。

ヘイケボタルは、黒くて太い縦型の模様があります。

ヒメボタルは、背面前方に横型の模様があります。

 

ヘイケホタル

6月も間もない時期には出現の早いヒメボタルも道の向こう側に飛んでいます。今回ヒメボタルの写真は撮れませんでした。

 

ヒメボタル 2024年5月26日 富田林市中野町二丁目7 岸本記念自然緑地公園(中野竹林)

 

オバホタル

いました、いました。発光しながら昼間に飛ぶホタル、オバホタルの幼虫。幼虫もおしりの先が光っています。

 

水路に落ちてしまったホタル。発光は続いています。

本日の出現数は、ゲンジボタル30匹、ヘイケボタル35匹、ヒメボタル40匹、オバホタル(幼虫)1匹、計106匹でした。

深い谷もあり、草むらにはマムシがいる可能性もあるので、ひとりでは行かないでください。夜道は月明かりがないと真っ暗です。

関連記事:

〈リバイバル・アーカイブス〉富田林のゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタル 2021 2 2021.6.17

〈リバイバル・アーカイブス〉富田林のゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタル 2021 2021.6.4

撮影:2024年6月5日

2024年6月14日 アブラコウモリH

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 奥の谷の散策2024.6 | トップ | 三宝水再生センターあじさい... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ホタル」カテゴリの最新記事