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毎年「ふれあいコンサート」では、この『南河汽車の旅』を歌い、演奏しています。
今年も7月8日(金) 13:30(開場13:00)より、富田林市の「すばるホール 小ホール」にて歌い、演奏しますので、ご興味のある方はお越しください。入場無料です。(駐車場は有料)
なお、『南河汽車の旅』の演奏は第2部に始まります。この演奏のみお聴きされる方は、14:30頃にお越しください。
☆第一部:3クラブの演奏 13:30~14:35(予定)
休憩
☆第二部:『南河汽車の旅』の解説&特別合同演奏『南河汽車の旅』 14:45~15:10
☆第三部:「みんなでうたおう」&フィナーレ 15:10~16:00
*会場のみなさまとよろしければごいっしょに、なつかしい曲を歌いましょう。
2009年に、富田林寺内町の岡田さん宅から見つかった1冊の古い本、『南河汽車の旅』は、なんと115年前の明治33年(1900)に発刊された富田林の地元の人たちで作られた鉄道唱歌でした。
河南鉄道(現 近鉄)をはじめ、関西鉄道、高野鉄道と乗り換え、汽車の映り行く風景とともに、古跡・名所を案内したこの唱歌は、なんと47番まであります。
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*この地図は、河南鉄道 富田林~河内長野駅間が開通していますので、『南河汽車の旅』が発刊された後、明治35年(1902)12月以降の明治40年(1907)10月までの地図と思われます。(明治40年10月 南和鉄道・紀和鉄道国有化)
『南河汽車の旅』は上記の3つの路線を巡る旅の唱歌です。
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ところが、この唱歌が発刊された明治33年(1900)は、河内長野~富田林間はまだ開通していませんから、ぐるっと巡って河内長野駅にたどりついたあと、元気を出して富田林駅まで歩いて帰るというなかなかハードなストーリーです。
*富田林~滝谷不動駅間は明治35年(1902)3月開通。
この本の表紙です。岡田氏所蔵の本は、かなり使用され表紙が欠落しているようです。
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この、なかなかハードなコースを作ったのは、地元、富田林の内田愛蔵さんと西尾幾次さん。おふたりが作詞し、作曲は端山文仲さんです。
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1番は、「世にも名高き金剛の 山の眺めをあとにして 富田林を立ち出づ」ります。
47番中21番までが、河南鉄道。道真公の曲が4つも入っています。
コンサートでは全部歌う時間がありませんので、河南鉄道中心に10曲ほど歌います。
歌う曲の中からの抜粋です。
【9番】白鳥陵(羽曳野市)
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古市駅より「ほど近し」と紹介されています。伝日本武尊陵ですね。濠のほとりを、最古の官道「竹内街道」が通ります。
【12~15番】道明寺、道明寺天満宮&菅原道真公
写真は梅の名所 道明寺天満宮
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道真公:4曲、楠公さん:3曲、日本武尊:2曲など、作詞者の印象に残る有名人は、どうしても曲数が多くなるようです。
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曲の特徴の解説は末尾の( 『南河汽車の旅』をご紹介します。 2015.3.26.)をご覧ください。
近鉄電車の勇姿 藤井寺駅付近
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当日お配りする予定のパンフレットの一部です。
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当日お配りする予定のパンフレットの一部です。
今回、「富田林市文化振興基金」の支援を受けまして、案内もパンフレットもカラー版にさせていただきました。
雪の日もがんばる近鉄電車
富田林市東公民館クラブ「カンターヴィレ」では、発見された2009年から、10回目を迎える「ふれあいコンサート」では2012年から、毎年欠かさず歌い、演奏を続けています。
喜志駅付近
他にはない、私たちの地域のすばらしい文化をひとりでも多くの方に知っていただいて、みんなが元気がでれば幸いです。
関連記事:近鉄電車の煉瓦構造物 2016.6.30.
『南河汽車の旅』をご紹介します。 2015.3.26.
近鉄電車 3 2016.6.20.
2016年7月2日 (HN:アブラコウモリH )
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