2014.11.19.13:01 富田林市大字甘南備 楠妣庵観音寺 山門
楠妣庵(なんぴあん)はやさしい響き
時より朱の金魚が顔を覗かせます。
もみじに、洗心をはばまれた「洗心水」
草庵 いちょうともみじのコントラストがとても美しい。(撮影は2014.11.19.です。)
今シーズンは夏場の日照が充分であり、紅葉する時期に朝晩の冷え込みがあったため、一段と色付きがよいようです。
楠木 正成の旗印 「 非理法権天 (ひりほうけんてん) 」
「 草庵―楠妣庵 (手前) 」と「 観音堂 」
本堂より一段高いところの苔むしたところに、草庵と大楠公 久子夫人のお墓や楠木氏の供養塔があります。
陽光のあるときは、一段と鮮やかです。
かさなるもみじ葉の濃淡がうつくしい。
いちょうともみじがかさなって、「 琵琶湖 」になっています。
いちょうともみじがかさなって、「 淡路島 」になっています。
境内のちいさな池 水面のもみじと金魚、そして映った木々の紅葉が絶妙。
本堂にて 筆ひとつでこのような表現がよくできるものですね。
楠妣会館にて 実はこの日 *「謡曲と和気のつどい」があり、大楠公 久子夫人によせて、オカリナ演奏をさせていただきました。そこのお部屋の掛け軸です。
*「謡曲と和気のつどい」は今年で三年目。謡曲や詩吟、箏や尺八、篠笛 +オカリナの演奏をを久子夫人に奉納する会です。謡曲とは「能」における詞章と曲。
今年も謡曲「楠露(くすのつゆ)」が奉納されました。
紅葉の鮮やかさに対して、夫人が入寂するまでの16年間隠棲し菩提を弔らった過去にとても心を打つものがあります。
参拝者がゆっくりたたずめるように工夫されています。本堂に上がってゆったりするのもたのしいですね。
昨年の紅葉もみてくださいね。
楠妣庵の紅葉 2013.11.22.
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私の富田林百景+ 「 楠妣庵観音寺 」 2013.10.8.
入山料 大人 二百円
2014.12月2日 ( HN:アブラコウモリH )
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