とあるスナックで
小林
小林
ジョン・コールマンの本の中で、<300人委員会>がめざす社会は、ジョージ・オーウェルが書いた <1984>や<アニマルファーム>の世界みたいですね。
コーそうなんだ。びっくりだな。実は高校生の時、英語の授業の副読本で読まされたんだ。当時、中国の<文化大革命>の影響で、学生運動がすごかったからね。それで高校生のおれらにこの本を読ませたかったとおもうんだ。でも当時の先生たちは、まさかこの本の世界が、<300人委員会>や<陰の組織>のめざす 世界 だとはおもっていないと思うけどね。いわゆる<陰の組織>なんては、かんがえてもいなかったと思うしね。 どういう内容かというと <ごく少数のエリート貴族階級と、残り全部の家畜人のむれからなる世界> を描いた内容なんだ。 むろん当時の学生はぜんぜん問題にしなかったけど、運動が 過激派、たとえば赤軍派なんかが出てきて、だんだん運動から離れて行ったんだ。