とあるスナックで
コー
いやー、この本はいつ読んでも、感心するね。
いまの世の中まったく、この本の通りじゃないかい。どこを読んでも。
p-41
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我々は極めて集権的な政府を打ち立てて社会の権力を我々の手に収めよう。我々は新しい法律をもって人民の政治生活の動きを律していく。その新法律はゴイムが許してきた寛大なことや自由なことの一切合切を奪ってしまう。我々の政治は尊厳な専制で抑えていくので、いかなる時にもいかなる場所にも我々に不平や敵意を持つものを破壊するのである。
この専制は近代の進歩と相容れないと非難されるかもしれないが、私はそれが全く正反対であることを証明しよう。
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<やつら>は、<やつら>の作る専制政治だけが、社会を作れると言っている。
p-17
幼少の時から専制政治の訓練を受けた者だけが、政治の秘訣を了解することが出来る。自治を委ねられた国民すなわち国民の各層から出た代表者に任じられた国民というものは、政権欲、名誉欲から起こった政党政派の争いによって凋落し、これによって国内と同様の混乱が生まれ出る。民衆が競争や個人的利害を度外視して国政を指導できるものであろうか?彼らが競争や個人的利害を度外視して国政を指導できるものであろうか?彼らが敵に対抗する能力があるであろうか?それは不可能である。なぜならば、群集のなかに違った意見のある通りに、計画案が分裂して統一が欠け、わけのわからない実行不可能なものになるからだ。
ただ専制政治家の立てる計画だけが簡単で明瞭で、政治機能をすべて調節できるのである。であるから国家に最も有益な政府というものは、責任を負う一人の者に集中されなければならぬ。文明の安寧は絶対専制のほかにはあり得ない。なぜならば政府は大衆によって指導されるのではなくて、その首長によって指導せられるからである。野蛮な群衆はいかなる機能にも野蛮性を発揮する。下層民が自由を獲得するとたちまちこれを無政府状態に変形してしまう。この無政府状態は野蛮の絶頂である。ーーーーーー。
いままのままでは何回選挙をしても、この言葉通りになると思うな。
<小異を捨てて>そして<大同>を作るには、どうしたらいいかという方法論を作らないと、いつまでたっても、混乱あるのみだな。そしてその間に新しい法律がつくられ、<やつら>が監視・管理する社会が出来上がるということだ。