9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について  なぜ<公共貨幣制度>でなければいけないのか  その8

2019年02月06日 | 日記
とあるスナックで

小林
なぜ現在の<債務貨幣制度>は変えなければならないのか。そのことについて、G・エドワード・グリフィンは、あの約700ページに及ぶ本、<マネーを生み出す怪物 --連邦準備制度という壮大な詐欺システムーー>で言っているんですね。


コー
前にも読んだけど、この本も何回も読んでいい本だと思うね。ちょっと面白いところがあったんで、読んでみたいと思う。 P-602


新しい世界秩序

これらすべては偶然起こっているのではない。5章、6章で、国連という枠組みのなかに機能する世界政府を樹立しようとする計画が進行していると説明した。提唱者がよく「新しい世界秩序」と呼ぶこのグローバルな政府は、集団主義の原則に立って考えられている。ここで人類を相手に究極的な社会的実験をおこなおうと考えている世界の社会主義理論家、政治家、技術者にとっては、夢の実現である。

国連には二つの権力メカニズムが用意されている。一つは、すべての国の軍隊とスーパー兵器を管理する軍事的指揮命令系統だ。これについては平和と軍縮という謳い文句のもとで実現をめざしている。もう一つはいまはIMF/世界銀行と呼ばれている世界の中央銀行で、すべての国が受け入れなければならない共通通貨を発行する能力をもつ。こちらは国際貿易と経済成長という謳い文句のもとで実現をめざしている。

二つのメカニズムのなかでは、マネーのコントロールのほうが重要だ。軍事力の行使は世界政府の武器のなかでは、最後の手段としてだけ使われる野蛮な兵器とみなされている。マネーのコントロールの効果のほうが、メガトン級の核兵器より強力だ。こちらはあらゆる店舗あらゆる家庭にまでゆきわたるが、常設軍はそういうわけにはいかない。国やグループあるいは個人まで正確に狙い撃ちして、ほかには累を及ぼさず、あるいは残るすべてには恩恵を施すこともできる。軍事力には抵抗できないかもしれないが、しかし軍事力を行使すれば恨みや政治的不安が何十年もくすぶりつづけるかもしれない。マネーの操作は被害者にほとんど気づかれないから、怒りを買うこともない。それどころか、操り手は高い社会的地位と金銭的報酬を享受できる。これらの理由から、
新しい世界秩序ではマネーのコントロールが武器として選ばれている

最低限の強制と最大限の自由という考え方にもとづく未来の世界議会は、人類にとってはすばらしい進歩かもしれない。すべての国々を中央集権的な蜂の巣に押し込むのではなく、文化的、宗教的多様性を歓迎する。世界に集団主義的なルールや規制、割当、補助などを強制するのではなくて、多様性と選択の自由を促す。ありとあらゆる経済活動にますます重税を課して、人間の進歩への意欲を破壊する代わりに、加盟国には減税を促して、生産と創造を刺激する。

自由という概念を尊重する世界議会は、市民の基本的権利を侵害する政府を除名するはずだ。これは世界的政治共同体加盟がもたらす経済的、政治的利点を求める全体主義政府に、抑圧的政策を捨てさせる手段になる可能性がある。そうすれば、かつてなかった平和と繁栄と自由への強力な推進力になるだろう。

ところが、国連のなかで育てられている新しい世界秩序は、これとはまったく違った生き物だ。そこには世界のあらゆる独裁者、軍事政権が参加している。この世界秩序の哲学は、すべての善は国家から生じるという社会主義の教義のうえに成り立っている。順応しない者は無理やりに政府の意思に従わせるか、抹殺する。この世界主義が全体主義に反対できないのは、自らが全体主義だからだ。


標的はアメリカ

新しい世界秩序は、アメリカが独歩行を続けられるかぎり、現実には機能しない。アメリカは陶器店にいるオウシのようなものと見られている。いまのところは、なんとかおとなしくさせているが、いつ暴れだすかと世界政府プランナーたちは気が気でない。アメリカ国民が世界の政治の現実に目覚めて政府の支配権を取り戻すとすれば、アメリカはまだ離脱する軍事的、経済的能力をもっている。したがって世界政府プランナーたちのなかでは、アメリカを軍事的、経済的に弱体化させることが至上命令なのだ。この命令は他の国の指導者ではなく、アメリカの指導者たちから発せられている。CFRのメンバーはホワイトハウスに、国務省に、国防省に、財務省にいて、計画の最終段階を実行しようとしている。これはもう一つの破滅へのメカニズムで、充分なはずみがつけば後戻りできない地点を通り過ぎてしまうだろう。

朝鮮戦争はアメリカの兵士が国連の権威のもとで戦った初めての戦争だった。この傾向は加速され、すでにイラク、ユーゴスラヴィア、ボスニア、ソマリア、ハイチなどでも、そのような軍事活動がおこなわれている。本書が出版されるころには、事例はもっと増えているだろう。アメリカ軍が国連に吸収されかけているとき、アメリカの核兵器を差し出す動きも進んでいる。そうなれば破滅へのメカニズムが作動する。そうなってからでは、遅すぎて逃げられない。

同じくIMF/世界銀行はすでに・・・連邦準備制度と同調して・・・世界の中央銀行として機能している。
アメリカ経済は対外援助や無駄な公共事業で意図的に疲弊させられている。
目的は困った人々を救うことでも、環境を保護することでもなく、システムをダウンさせることだ。かつては誇り高く自立していたアメリカ人もスープの配給所に並ぶ境遇になれば、世界銀行が注意深く手配した「救済」をおとなしく受け入れるだろう。世界通貨はすでにデザインされていて、導入を正当化できる適当な危機が起こるのを待っている。これも、そうなってからでは逃げ道はないだろう。




小林

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