9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について <あなたはお金のしくみにこうして騙されている> 天野統康著

2015年07月23日 | 日記
とあるスナックで

ママ
だまされている、だまされている、と言うけど一体どういう事?
コー
色々あるんだけど、まず<信用創造>という事じゃないかな。ある本にはこう書いてある。
<信用創造機能>

銀行が預金と貸出を繰り返して預金残高を増やし、市中に流通する資金量を増やすこと。最初に受け入れた預金の何倍もの残高になる。

信用創造機能が働くと、実際にある現金を無限大の残高に増やす事ができます。中央銀行が世の中にお金を増やすトリックです。

またある本にはこう書いてある、高校の参考書だけど。
<信用創造>  銀行の貸付操作の連続で、預金通貨がどんどん膨らむ現象
(例)最初の預金(=本源的預金)100万円 そして 支払準備率10%とする

100万円預金(支払準備金10万円)==> 銀行が90万円を貸付==> 借り手がその90万円を預金(支払準備金9万円)==> 銀行が81万円を貸付==> 借り手がその81万円を預金(支払準備金8.1万円)==> 銀行が72万9千円を貸付==>

現金は最初の100万円だけだけなのに<90万+81万+72.9万・・・>の貸付が発生

預金通貨だけが、どんどん膨張


信用創造総額=
(最初の預金÷支払準備率-最初の預金)=100万÷0.1-100万=900万円


この本の説明がよくわかったね。学研の <陰山のセンター政治・経済>という本だが。天野統康の説明と一致したね。

ところが、この事が理解できないんだ。そんな事は有り得ないと思ってしまうんだ。そんなバカなと。それでは サギ ぢゃないかと。
現に銀行に預金総額と貸出総額を聞けば、いつだって預金総額が多いに決まっているんだ。だからそれは有り得ないと思ってしまうんだ。ここにおおきなトリックがあるんだ。 <預金>には、二種類あるんだ。上の例では、(最初の預金=本源的預金)、それと<貸付金>も<預金>として扱う事ができるんだ。

ママ
え、それどういうこと。貸付金が預金?
コー
そうなんだ、銀行の帳簿では、<貸付金>は(資産)の欄に書き込み、そしてなんとその<貸付金>と同額の金額を<預金>として(負債)の欄に書き込むんだ。 だから<預金>は二種類あるということだ。

<本源的預金>と<貸付金としての預金>と。

だから銀行の帳簿を見ても、預かっている金額しか貸出していないと勘違いするんだ。

この(マネーの創造プロセスを隠す)という事がわかってくると、天野統康の<あなたはお金のしくみにこうしてだまされている>という事が少しずつ解ってくるのだと思う。


ママ
やっぱり、天野君、エライ!!
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