コー
この本の、P-245
本書においては、デジタル化やIT化の枠内においても、様々な方向付けがあることを述べてきた。それらを、「良いデジタル化」と「悪いデジタル化」という呼び方で区別することができよう。これは、個人のプライバシーがどの程度守られているかに注目した区別である。
「仕事の生産性も上がったし、生活も便利になった。しかしプライバシーはなくなり、自由がなくなった」というのであれば、本末転倒だ。これは悪いデジタル化である。生産性の向上とプライバシーとの兼ね合いは、大変難しい問題だ。ただし、デジタル化を進めれば必然的にプライバシーがなくなるのかと言えば、そうではない。
この問題の基本は、本人を確認する手段として何を用いるかである。マイナンバーカードのような中央集権型の仕組みで行うのか、あるいはブロックチェーンを用いるのかで、大きな差異が生じる。
この違いは日本ではあまり意識されていない。しかし、大変重要なことだ。中央集権型のIDではなく、分散型の仕組みを作ることが重要だ。
以下、本章では、つぎの諸点を強調したい。第1に、クラウドを導入すべきこと。第2に、ブロックチェーンを導入すべきこと。第3に、開かれた社会を作ること。そして第4に、政府が信頼を獲得することだ。
ーーーーー引用終りーーー。
うーん、今のようなワクチン政策を進めているようじゃ、政府が信頼を獲得するのは絶望的だと思うな。
野党は何をやっているんだろう。