とあるスナックで
コー
またまたこの本を読んでいこう。p-184
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尿療法の有利な点は、言葉に出さなくても見てとれるように、その極度の単純さにある。それは任意の病気に対する特効薬ではない。それは健康のための特効薬なのである。それはまた少なからず人を悩ます多くのうっとうしい”小さな病気”に対する予防薬でもある。
ヨーロッパとアメリカの何千もの人々が尿、特に古い尿に匹敵するものは何もないということを知っているといっても誇張ではない。手のあかぎれ、水ぶくれや火ぶくれ、虫の刺し傷、炎症,発疹に対する保護、足の発汗、脱毛、フケ、その他様々な不快な苦痛の種に尿は効くのである。新鮮な尿でうがいをすれば、慢性喉頭炎の予防と治療に役立つし、一方、自分の尿を毎日存分に飲めば、尿づまりの予防として働く。それはまた排便を促す。この価格のつけようのない薬は”不快さ”を克服する最初の自己訓練を除けば、一切代償はいらないのである。
広く知られた本である「母なるインド」を読んだ人は、土地の人々の”不快な習慣”に何行かさかれていることを記憶しておられるであろう。この女性の著者が挙げる健康に関する”迷信”の中に、北中央インドの有名な川の一か所の水が人を癒す物質を含んでいるという信仰がある。人々はそこで沐浴をし、その水を飲むのである。治療に及ぼした影響に信仰以上の何かがあるのかどうか不思議に思って、彼女はその水のサンプルをヨーロッパの分析医に分析してもらった。この癒しの水は尿の薄い溶解と純水以外の何ものでもなかったのである!
この驚くべき結末をもってこの章を終えることにする。
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小林
うーん、なんということでしょう、驚きですね。