9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について <BLOCKCHAIN REVOLUTION> その4

2017年12月31日 | 日記
とあるスナックで

小林
この本では、<BLOCKCHAIN>技術の心配な面も書かれていますね。 P-30

未来型プラットフォームの光と闇

いいことばかりのように書いてきたけれど、もちろん乗り越えるべき障壁はある。ブロックチェーンが登場してまだ日が浅いこともあり、技術が成熟していないし、使いやすいアプリケーションも出揃っていない。
それだけでなく、ブロックチェーンのしくみ自体に対する批判も出ている。
取引を承認するためにマンパワーを消費するという仕組みは、エネルギーの浪費ではないのか。この先ブロックチェーンの数がふくれ上がり、1日に数十億件の取引が発生するようになったらどうなるのか。ブロックチェーンの計算に参加するインセンティブは十分に保てるのか。ブロックチェーンは人々の仕事を奪うのではないか。
ただし、これらは技術的問題というより、リーダーシップとガバナンスで解決できる問題だ。新たなパラダイムを率いるリーダーたちが声を上げ、経済や社会にイノベーションの波を起こし、ブロックチェーンが正しく発展できるように導いていく必要がある。この点についても、あとでじっくり論じるつもりだ。
この本はトロント大学ロットマン・スクール・オブ・マネジメントのグローバル・ソリューション・ネットワークから生まれた。ロックフェラー財団、スコール財団、アメリカ国務省、カナダ産業省の出資を受けて実現した400万ドル規模の研究ネットワークだ。著者のドンがプロジェクトを立ち上げ、アレックスが暗号通貨研究を率いている。2014年から本格的にブロックチェーンの研究プロジェクトを開始し、ブロックチェーンが社会にどのような影響を与えるのか、それはどのような光と闇をもたらすのか、あらゆる観点から広く研究を進めてきた。

ビズネス、政治、社会、それぞれのイノベーターたちがブロックチェーンを正しく理解するなら、インターネットは誠実で安全で協力的で、あらゆる取引のプライバシーが保たれる場所になるだろう。そこでは分散された新たな形の働き方が可能になり、人々は等しく経済活動に参加するチャンスを得る。オンラインの概念がお大きく変わり、社会的・経済的な諸問題を解決するための糸口がつかめるかもしれない。

しかし、ブロックチェーンが誤解されれば、結果は残念なことになるだろう。
理不尽に抑圧され、握りつぶされるか。大企業や金融機関のいいように利用されるか。あるいは政府の道具となり、恐ろしい監視社会が到来するのか。
使い方をまちがえば、ブロックチェーンとその関連技術は暴走し、人間に牙をむくことになるかもしれない。
どちらの方向に進むかは、まだわからない。ブロックチェーンが確実に成功するとは言い切れないし、成功するとしてもまだ時間がかかる可能性はある。未来のことは誰もわからない。・・・・。



山田
僕は、ブロックチェーンの未来については悲観的ですね。大企業や金融機関や政府は、自分たちの存在が脅かされるのを、じーと指を咥えてみているだけというわけにはいかないでしょう。たとえば自分がそこで働いている人間だとしましょう。小さい時から勉強、勉強でようやっとその職場についたわけでしょう。その職場、仕事がなくなる、またはいらない、必要ないとなったらどうなるんですか簡単に言えば。だれだって反対ですよね。世の中全体のことより、まず自分のことですよね。自分には養うべき家族もあり、職場のコミュニティもあるわけですから。

大企業や金融機関はもう戦闘態勢が整ったと思いますね。それはそれぞれの政府とつながりがあるんでしょう。
暗号通貨の販売所、交換所にどのような企業が出資しているのかを見るとわかりますね。

そして世界的な大金融機関が連合して、自分たちが管理する暗合通貨を作るんでしょう。

くわしい仕組みはわかりませんが、流れはそうなるんではないですか。


コー
そうなんだな。だからこの本の著者は最後にこう書いているんだと思う。 Pー347

ブロックチェーン時代のリーダーたちへ

世の中には既存のパラダイムで成功している人ほど新しいパラダイムを受け入れがたいという法則がある。メディア王のルパート・マードックは、ハフィントンポストを作れなかった。電話会社のAT&Tはスカイプをつくれず、Visaはペイパルを作れなかった。自動車業界からUberは出てこなかったし、ホテル業界からAirbnbは生まれなかった。過去の成功者は往々にして、新たな挑戦者に道を譲っていく。
この法則はブロックチェーンにも当てはまるだろうか。
本書の冒頭で言ったことを思い出していただきたい。「テクノロジー界の魔人が、ふたたび魔法のランプから解き放されたようだ。・・・。今回の任務は、経済のしくみをがらりと書き換え、人の営みを新たな形に再構築することだ。僕たちが望みさえすれば、すぐにも願いは叶う」
インターネットの初期と同じように、ブロックチェーン革命は既存のビジネスモデルをひっくり返し、業界を変革するという使命を負っている。でも、革命はそこで終わらない。ブロックチェーン技術はすごい速さで、僕たちを新たな時代へと運んでいく。世界はオープンで、豊かで、分散的で、真にグローバルな時代へと突入するのだ。

しばらくは不安定に揺れ動き、想定外の事態も出てくるだろう。あまりの勢いに恐れをなす人もいるかも知れない。この突き進む列車が金融サービスに何をもたらすのか、まだ誰にも予想できない。ティム・ドレイパーは「インターネットが紙を不要にしたように、ビットコインはドルに成り代わる」と予言する。ブロックチェーンの熱心なサポーターですら、実は長期的な影響を過小評価しているのかもしれない。エルナンド・デ・ソトはブロックチェーンが世界50億人をグローバル経済に引き込み、国と国民との関係性を書き換え、新たな豊かさのプラットフォームになるだろうと考える。

「法を通じた平和という概念、そして人類全体が一つの家族であるという考え方は、共通の基準に基づいた合意です。世界人権宣言はブロックチェーン上でこそ、よりよく機能するのではないでしょうか」

革命を先導する人びとの多くは、まだあまり広く知られていない。この本に出てきた名前も、聞き慣れないものがほとんどだったと思う。でもそれを言うなら。1994年時点でイーベイのピエール・オミダイアやアマゾンのジェフ・ベゾスを知っていた人がどれだけいただろうか。
スタートアップは一般に、高い確率で失敗する。だからこの本で紹介した企業も、志半ばで倒れていくかも知れない。それはブロックチェーンの失敗ではなく、未来へ向けた生存競争の一部だ。
すべての試みが生き残るわけではない。でもサトシのビジョンに従っていれば、成功できる可能性はおそらく高まる。
次世代のビジネスリーダーたちは、ゲームのルール自体が変化することを覚悟しておかなくてはならない。業界が変わり、働き方も変わるだろう。過去にしがみつく者はパラダイムの変化に取り残される。

行く手には希望と危険が待ち受けている。世界は光の側に進むのか、それとも闇に落ちるのか。それを決めるのは、今の僕たち一人ひとりの行動だ。

最高の未来を実現するために、あなたの力を貸して欲しい。

さあ、まだ見ぬ世界へ踏み出そう。



山田
僕はやっぱり悲観的なんですね。

たとえばこのブロックチェーン技術を使って、世の中をいい方向に変えていこうとしても、その人たちはまとまることができるんでしょうか。

そしてこの変化を受け入れられない側の、世界的に大きい企業や金融機関は今の立場を譲るわけにはいかないでしょう、絶対に。
政府の役人や政治家を動かし、法律を変えたり、またあらたな法律を作ったりして、なんとか自分たちの立場を守ろうとするのではないですか。

それに世界的に大きな企業や金融機関は、目に見えるところで、または見えないところでつながっているんではないんですか、地域を超え、国を超えて。巨大な組織やネットワークがあるんではないんですか。
そんな大きな組織にまともに戦えるんですか、いくらブロックチェーン技術を使ったといえ、潰されちゃいますよ。
たとえば、今ある暗号通貨の交換所や販売所を乗っ取たり、潰すことは彼らの力からするとできるんではないんですか。なーに今まで散々使ってきた<羊毛刈り>のテクニックを使えば、いいんですよ。第三者を通じて、自分たちが出資している販売所や交換所をこまらせるんですよ。または今の代表たちの秘密を探って、彼らが困るように誰かに暴露させるんですよ。だれだって、欠点や弱点はあるんでしょう、一つや二つは。女問題かも知れない、自分の家族の問題かも知れない、または自分の過去の問題かも知れない。またはハッカーによる攻撃かも知れない。そうやって窮地に陥れるんです。もちろんそのときは出資している自分たちも被害者ですよ、ここがポイントですね。そうすると販売所や交換所の経営者は出資者にお願いだから助けてくださいと言わざるを得ないんです。その時に、分かりました、いままで一緒にやってきたんですから、今潰すわけにはいかないですよね、お金を出しましょう。そしてこれからも一緒にやっていきましょう。そのために我々から役員を出させてください、お願いします。一緒にやっていきましょう、ということですね。


小林
山田さん、いくらなんでもそれは飛躍すぎではないんですか。


山田
そうですかね、これは私一人の杞憂ですかね。
コメント
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